報告 中学生・KKS・青年夏期キャンプ
 
 2003年8月11日(月)〜13日(水)、関東教区施設向山荘(新潟・妙高高原)にて、埼玉地区中学生・KKS・青年キャンプが開催されました。
 今年のキャンプのテーマは「イエス・キリスト―あなたはわたしの友である―」、主題聖句はヨハネによる福音書15章12-14節「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。これがわたしの掟である。・・・あなたがたはわたしの友である」。講師は、塚本潤一牧師(群馬・高崎教会)でした。
 参加者は31人(内訳:小学生2、中学生6、高校生6、青年4、引率4、スタッフ8、講師1)で、14教会からの参加でした。

 一日目は、三浦修先生による開会礼拝の後、講師の塚本先生の講演がありました。塚本先生は、日本基督教団の宣教師として、1997年アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ市のウエスレー合同メソジスト教会に遣わされ、日語部の担当牧師となられ、昨年帰国されました。ご家族共々の異文化体験、帰国後の逆カルチャーショックを、具体的に率直に語られ驚きました。自分とはいったい何者なのか、そしてイエス・キリストはわたしたちに何とおっしゃっておられるのか、そのような問いかけの中に、わたしたちも共に考えることができた講演でした。また「地には平和を」という素晴らしい賛美を紹介いただいて、先生のギター奏楽で何度も賛美しました。
 夕食はバーベキューをいただき、夜はKKSリーダーのレクリエーションで、みんなで知り合う楽しいゲームのひとときを過ごしました。

 二日目には、小グループごとに担当準備した早天礼拝をささげました。
 第2回目の講演は、日系人教会、日系人社会の歴史や出来事を、パソコンとテレビをつないで映像を見せながら、あるいは写真を回覧しながら、語ってくださいました。第二次世界大戦の終わりころユダヤ人の強制収容所を解放した米軍兵士は日系人の軍人であったこと、日本がアメリカと戦争を始めたことにより日系人は強制収容所に移されたことなどを聞きました。収容所の生活の貴重な映像も見ることができました。ひとたび「事」が起こった時、人はどうなり、社会はどうかわってしまうのか、9・11を境に、先生がおられた教会の変化についても語られました。そのことを通して、「平和」「愛」「ゆるし」「命」ということを、みんな自分たちなりに考えたと思います。
 昨夕からの雨が何とかやんだので、苗名の滝(日本100名滝の一つだとか)までハイキングに出かけました。妙高高原の自然を味わうことができました。
 夜には、賛美と祈りと恵みの分かち合いの時を持ち、数名の参加者から、キャンプに対する思いや、感じたこと、伝えたいことを語っていただきました。自分の心に真摯に向き合って紡ぎだされる一つ一つの言葉に心が動かされ、本当にうれしく、神様のお働きを感じました。

 三日目には、早天礼拝をささげ、塚本先生のまとめの時間、感想文を書き、閉会礼拝、全館掃除をして、向山荘にお別れしました。

 9月中に感想文集を作成し、参加者と地区内各教会に配布予定です。ぜひご覧ください。
なお、キャンプの思い出会は、9月27日(土)午後2:00-4:00 埼玉和光教会にて開かれます。
報告:金田佐久子(ホームページ委員・西川口教会)


ギターで賛美指導する塚本先生


写真の解説をする塚本先生(先生の後ろにはパソコンとテレビ、これが大活躍)


ハイキングの昼食(この時点で雨がだいぶ降ってきました)


出発前の記念撮影(今年の「信徒の友セミナー」講師のお一人、森本二太郎さんもいます)


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