報告 教師一泊研修会
 
 2003年7月14日(月)〜15日(火)、別所沼会館にて、教師委員会主催の教師一泊研修会が開かれました。主題は「礼拝を豊かに」、講師は、今橋朗師(蒔田教会牧師、日本聖書神学校特任教授)でした。

 教師委員会委員長の山岡創牧師(坂戸いずみ教会)の導きの開会礼拝の後、今橋先生の講演(1)「なぜ今、礼拝学なのか」がありました。次いで、長尾邦弘牧師(小川教会)、遠藤富寿牧師(埼大通り教会)、中村眞牧師(埼玉新生教会)による発題があり、夕食後は、分団で各教会の取り組みなどの分かち合いや、講師を迎えての質疑応答となりました。
 二日目には、早天祈祷会、朝食後、講演(2)「一日目の発題、協議を受けて」でしたが、一方的な講義ではなく、疑問や質問をその都度させていただき、活発なやりとりがありました。

 礼拝のない教会は存在しないわけですが、礼拝を批判することがなかなかされてこなかった現状の中で、礼拝を問うことの意味を考えさせられました。礼拝を論じながら、裾野の広さを感じました。洗礼論、聖餐論、教会論、宣教論、教会暦、聖書翻訳、リタージー、祈り、霊性、教会音楽、教会教育、礼拝堂の構造、教団教派、それらの歴史へと話が及びました。どのように問うか。今橋先生によれば「礼拝史をたどり直すこと(具体的には、時代ごとの式文に目を通す)、会衆参与を高めること」だそうです。参加者たちは、自らの教会の礼拝を思いながら率直に問いました。今橋先生は、豊かな示唆に富むご意見をくださって、その対話は、意義深い貴重なものでした。
 なお、出席者は28人(26教会、隠退教師1名)でした。

  昨年度までの「教師部」は、今年度から埼玉地区の常設委員会の一つとして「教師委員会」となり、地区内の教師間の活動と交流に、より責任的な関わりを持つように期待されています。教師委員会の皆さまのご労苦に感謝いたします。

ここをクリックすると、教師一泊研修会の案内(プログラム)がご覧になれます。
報告:金田佐久子(ホームページ委員、西川口教会)



講師の今橋先生


発題をした諸先生。左から長尾邦弘牧師(小川教会)、遠藤富寿牧師(埼大通り教会)、中村眞牧師(埼玉新生教会)



研修会の様子


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