報告 平和を求める8・15集会 |
2004年8月15日(日)午後3:30〜5:30、大宮教会にて、地区社会委員会主催の「平和を求める8・15集会」が開かれました。講師は、弁護士で弓町本郷教会員の坪井節子氏です。 地区社会委員会委員長の深見祥弘牧師(東所沢教会)の開会礼拝の後、講演「子どもはお国のためにあるんじゃない!」がありました。 まずは、教育基本法改正をしようとする動きについて、現状を語られました。教育基本法は、1947年に施行。日本国憲法の精神に則り制定。それが、なぜ今改正なのか。大人による子どもの支配強化や、歴史観や伝統の押しつけ、国家意識の高揚をめざす「改正」に対して、危機感を抱きながら注視し、発言しておられます。教育基本法が改正されれば、憲法改正へ行くのは必至であり、教育基本法は日本国憲法の防波堤なのだ、という言葉が強く残っています。他に、東京都の公立校での「日の丸・君が代」の強制に拒否したキリスト者教師のお話もされました。 次いで、講師が出会った子どもたちとの関わりを通して、大人は子どものパートナー、子どもはおとなのパートナーとして、互いに存在をありのままに受け入れて生きていくことが、大切なことであると言われました。いじめられた子どもの心、また、犯罪者となってしまった子どもの心に、耳を傾ける人がいない。そして彼らは、助けを呼ぶことも、叫ぶこともできず、自分をあるいは他者を傷つけてしまう現実がある。その現場に立ち会っている講師ならではの重みのある体験と主張でした。大人であることの責任を感じました。また、そのような中にあっても、存在を受けとめてくれる人がいれば回復するのだということも語られ、希望を与えられました。 参加者は31教会(教団27、他教派4)、113名でした。 |
報告:金田佐久子(ホームページ委員・西川口教会) |
開会礼拝 深見牧師 |
講師の坪井節子氏 |
参加者 |
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