報告 伝道と賛美の集い

 2004年11月13日(土)、午後2時より会場をJA北本市本所3階ホールにおいて、伝道委員会主催、北本教会共催による「伝道と賛美の集い」が開催された。
 参加は、17教会38名、一般の方48名、合計86名でした。

 昨年までは「賛美の集い」として開催されたが、今年は「伝道と賛美の集い」と名称を変えた。また内容も、例年まではメインゲストによる賛美を中心に、その中で牧師のショートメッセージがあったが、今回は1部を礼拝、2部をコンサートとしてはっきり分けて行われた。

 1部の礼拝の説教は、北本教会の石川栄一牧師が担当された。「私たちの口は言葉を発するが、その言葉は周りの人達を傷つけたり不快にさせたりする。一方逆に、周りの人達を勇気づけたり楽しくさせたりもする。同じ言葉であるならば、主に感謝し主を賛美し、周りの人を助け、周りの人達を楽しくさせる言葉を発したい」とおっしゃられました。
 今回は、教会員以上に一般の方がいらっしゃいましたので大変分かりやすい説教でした。

 礼拝後10分ほどの休憩の後、コンサートに移りました。今回のメインゲストは久米小百合でした。久米さんは、1979年にシンガーソングライターとしてデビューした、あの「異邦人」という曲を大ヒットさせ一躍ニューミュージックのシンデレラとなった久保田早紀さんです。1985年に音楽家の久米大作氏と結婚、アーチスト活動から引退し、以後教会音楽家として教会を中心としたコンサート活動や随筆活動を続けられています。なお、共立女子短期大学と東京バプテスト神学校を卒業されています。ヴァイオリン演奏を担当されたのは工藤美穂さんです。桐朋学園音楽部ヴァイオリン学科を卒業され1989年フランスのニース市主催コンサートにソリストとして主演、成功を収められました。現在は、室内オーケストラのコンサート・マスターとして各地のコンサートで活躍されています。

 1時間ほどのコンサートでしたが、久米さんは讃美歌を中心として澄んだ高らかな声で聞く会衆をうっとりさせました。また、曲の間にちょっとした証もされました。「久米小百合になってから、久保田早紀をしていた時には出来なかったことが2つ出来るようになった。一つは“弾き語り”をできるようになった。久保田早紀の時は、周りがオーケストラなど自分で演奏する必要はなかった。しかし今は、一人で演奏しなくてはならない。自然と弾き語りができるようになった。2つ目は、“曲と曲の間で話をすること”が出来るようになった。久保田早紀の時は、曲が終われば照明が消えたり、場面がかわったりで話をしなくてもよかった。また話すことがとても苦手だった。しかし、今はいやでも自分で語らなくてはいけないので、こちらも自然と出来るようになった」と話されました。とても前向きで良いお話でしたし、お話も上手でした。

 アドゥベントを前にして土曜日の午後、心温まる礼拝とコンサートの恵みを受けることが出来ました。一般方が多く来られましたが、この集会をきっかけに次は北本教会の礼拝に出席されますよう切にお祈りいたします。
報告:豊川昭夫(ホームページ委員・越谷教会)




最初に挨拶をされた濱田辰雄牧師(緑聖教会、賛美の集い委員長)。左は司会を勤められた竹内紹一郎牧師(深谷西島教会)




説教をされた石川栄一牧師(北本教会)




高らかに主を賛美する出席者




久米小百合さん。最初の1曲はアカペラで登場




熱唱する久米小百合さん。




バイオリン演奏の工藤美穂さん。



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