報告 役員研修会
 
 2004年7月11日(日)、午後3:30より埼玉新生教会にて、伝道委員会主催の役員研修会が開かれました。
 今回の主題は「教会法と世俗法 −キリストを土台とする教会形成−」、講師は昨年に引き続き東京神学大学教授・玉川平安教会牧師の山口隆康先生でした。
 
 山口先生は、教団の憲法・規則など教会法を研究され、その成果を発表されています。今回は、教会法に従った正しい教会形成について学ぶ機会を得られました。

 私たちの教会は、教会らしい秩序を整えることにより、地上に存在する。教会らしい秩序とは、教会が<キリストのもの>であり、教会においては<キリストの主権>がいつでも明らかにされることにより整えられる。それは聖霊なる神の支配によって実現可能であるから、それを「霊的秩序」と呼ぶこともある。教会の「教会らしい秩序」は、@礼拝(説教と聖礼典) A信仰告白 B教会法 が整えられることによって形成される。 (中略) いずれにせよ大事なことは、@礼拝 A信仰告白 B教会法によって、教会が整えられていく場合には、その根底において「神の意思」が土台となるということです。 (レジメより)
 
 先生の牧されている玉川平安教会は、1998年から2003年の期間、地道な学びと役員会、教会懇談会、教会総会を重ね、教会改革をしました。長い年月のわたる学びは、一個教会にとって宗教改革とも呼ぶべき教会改革になったそうです。玉川平安教会は、世俗化した教会規則を廃止し、新しい教会規則を定め、世俗法(宗教法人規則)を明確に位置づけたとき、伝道する教会として大きく歩みだしました。

 質疑応答の時、牧師の謝儀と報酬の質問がありましたが、殉教さえもする命をかけた牧師の仕事に値段はつけられないと話した言葉が、とても印象的でした。
 なお、出席者は27教会・65名でした。
報告:豊川昭夫(ホームページ委員、越谷教会)


司会を務めた伝道委員会・委員長の山ノ下恭二牧師(東大宮)


講師の山口隆康先生


真剣に聞き入る参加者の方々


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