報告 教師一泊研修会

 2007年7月2日(月)−3日(火)、別所沼会館において教師委員会主催の教師一泊研修会が開催された。主題は「説教を新たにーレトリックの視点からー」。講師は、平野克己牧師(代田教会)であった。

 教師委員会委員長篠原愛義牧師(鴻巣教会)の開会礼拝の後、オリエンテーションに続いて平野先生の講演があった。次いで、土橋誠牧師(飯能教会)の総合司会で、最上光宏牧師(所沢みくに教会)、田中かおる牧師(安行教会)による発題があり、夕食後分団ごとに各教会の取り組みなど熱心な討議が行われた。二日目、早天礼拝(山ノ下牧師(東大宮教会))、朝食後「一日目の発題・協議を受けて」平野牧師の二回目の講演が行われた。

 二つの説教例を参考に、クラドックの伝統的説教に対する批判、即ち「一般的な命題から個別的な事柄へ」(演繹的説教)から「@個別の経験から出発し、A会衆との対話を重んじ、B会衆が説教の最初から最後まで言葉の動きに同行する。その結果、説教を聴く前と後では異なる場所に導き行かれる説教」(帰納的説教)について熱く語られた。主イエス・キリストの復活の鼓動を伝える説教となっているかだろうか。お二人の発題者の発表を受け、夜の分団協議、翌朝の山ノ下牧師の早天礼拝の説教において、より理解が深められた充実した研修会であった。
 参加者33名(31教会)。        
報告:石神稔(西上尾教会牧師、教師委員会書記)


平野克巳講師の熱弁


聞き入る諸先生



発題された最上先生(右)と田中先生(中央)


参加者にこやかに


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