報告 教会音楽講習会 (2007年) |
11月24日(勤労感謝の日)の午後、大宮教会の小礼拝堂にて埼玉地区の教会音楽講習会が行われました。参加者は、34名・15教会でした。 開会礼拝は、大宮教会の疋田勝子牧師よりメッセージをいただきました。講師は継続して地区のオルガニストの指導をしてくださっている教会音楽委員の成田惠子先生です。 大きなテーマは「詩編を歌う」ということで、6月に行われた講習会の後半にあたるものです。前回学んだとおり、讃美歌21では重要な項目として詩編の歌が多く取り上げられるようになりました。さまざまな時代、さまざまなスタイルの詩編歌が収められましたが、中でもジュネーブ詩編歌は14曲が収められています。 ジュネーブ詩編歌はもともとは宗教改革期に会衆が母国語で歌えるようにと、150の詩編全部を歌えるようにしたもので、現在は全曲日本語で歌える歌集も出版されています。今回の講習会ではサブテーマとして、「ジュネーブ詩編歌の伴奏と奏楽曲」としました。 前半は讃美歌を参加者が歌ってみる、弾いてみるということからはじめました。小節線がなく、ちょっととっつきにくい感じの詩編歌もまず譜面上でリズムやメロディーを整理してみると、理解しやすく歌いやすくなることがよくわかります。また伴奏者が指使いを工夫することで、フレーズまとまりと躍動感のある感じをはっきりさせて、会衆をリードする「わざ」もていねいに教わりました。 後半はジュネーブ詩編歌による奏楽曲のうち、バッハよりも古い時代のオランダの作曲家たちの作品が紹介されました。前もって練習していただいた10名の奏楽者の皆さんに実演をしていただき、その後先生からのワンポイントアドヴァイスをみんなでお聞きしました。すぐに実践に役立つことが満載でした。 おおぜいの方々の熱心なご参加により、お互いによいはげましを受けることができました。これからの奉仕に対するエネルギーを与えられたのは私だけではないと思います。 |
報告:長尾愛子(教会音楽委員会委員長、小川教会) |
講習後先生を囲んで和やかに懇談 |
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