報告 中学生・高校生夏期キャンプ

 2008年8月11日(月)〜13日(水)、ロッジ遊山(新潟・妙高高原)にて、埼玉地区中学生・高校生夏期キャンプが開催されました。
 今年のキャンプのテーマは「教会―あなたがあなたでいられるところ」、主題聖句はルカによる福音書19章1〜10節。講師は吉岡康子(よしおか・やすこ)牧師(西東京教区・吉祥寺教会)でした。
 参加者は26人(内訳:中学生12、高校生1、専攻科1、引率4、スタッフと講師8)で、17教会からの参加でした。

 吉岡先生の講演から分かち合います。
 ルカによる福音書19章1節から10節は、主イエスとザアカイの出会いの物語です。「ザアカイ」という名前の意味を知りました。「純粋な人」、「神と人に愛される人」という意味です。しかし名前とはかけ離れた人生を送っていたザアカイでした。当時の徴税人はローマ帝国に一定額を納めれば、あとは自分のために人々からお金を取り立てることができたそうです。同じユダヤの民であるのに、支配者であるローマの手先になっているばかりか私腹を肥やす徴税人は、「罪人」(つみびと)と呼ばれて疎外されていました。マザーテレサが「愛の反対は憎しみではない。無関心である」と言ったそうですが、無視されること、そこに居るのに居ないかのような態度を人々から取られること。ザアカイはそのように疎外されていたのでした。ザアカイはいちじく桑の木に登りイエスを見ようとしました。イエスはそこに立ち止まり、上を見上げてザアカイに声をかけられました。英語で「理解する」という単語はunderstandなのですが、ここでの主イエスのなさったことは文字通りunder(下に)stand(立つ)でした。ザアカイのすべてを理解し受けとめたイエスがおられました。主イエスはザアカイを見出し救うため、エリコを通られたのでした。

 吉岡先生は講演の中で何度かゲームをしてくださり(しかも賞品つきでしたので大いに盛り上がりました)、お話をみんなが自分のこととして理解する手助けとなりました。ここでは再現できなくて残念ですが、吉岡先生は“痛快”という表現がピッタリの語り口なのです。たくさん笑いながらお話を聴きました。

 今回はロッジ遊山での二回目のキャンプでした。今回の日程都合が合わない子が多かったようで、昨年より少ない参加者でした。参加者が少ない分、全員の名前を覚え、互いに親しく語り合えました。
 2日目のハイキングでは、久しぶりに苗名の滝を見に行きました。そのあとはしばらく川沿いに歩いて、川で水遊びをしました。水が冷たく気持ちよかったです。そのほかにも、キャンプファイヤー、庭でのバレーボールやサッカー、卓球、マンガ読破などなど楽しみました。

 地区の諸教会のお祈りを感謝します。
報告:金田佐久子(西川口教会牧師、ホームページ委員会)


朝の礼拝の様子。結構日差しが強いので木陰に集まりました。後ろの建物はロッジ遊山



講演する吉岡先生。元気に、明るく、楽しく、語ってくださいました。



吉岡先生のお話に耳を傾ける参加者たち。



2日目のハイキングで見た苗名の滝 日本の滝100選になっているとか。



3日目の朝の礼拝後に記念撮影です。


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