報告 教師一泊研修会 (2008年)
 
 2008年7月1日(火)−2日(水)、別所沼会館において教師委員会主催の教師一泊研修会が開催された。主題は「日本基督教団式文(試用版)を学ぶ」。講師は、秋山徹牧師(上尾合同)および田中かおる牧師(安行)であった。

 教師委員会委員長篠原愛義牧師(鴻巣)の開会礼拝の後、オリエンテーションに続いて「式文の形成にいたるまで」について、(1)「式文とは何かー礼拝書の形成とその内容の広がり」(2)「日本基督教団の式文編纂の歴史」(3)「礼拝式文の規範性と自由をめぐって」秋山牧師から懇切な講演をいただいた。

 次いで、土橋誠牧師(飯能)の総合司会で、深見祥弘牧師(東所沢)、柳下仁牧師(北川辺)による発題があり、発題者の教会の考え方、実情についてお話しいただいた。活発な有意義な意見交換の場となった。夕食後分団ごとに各教会の実情などについて意見・情報交換を行った。

 二日目、早天礼拝(小池与之祐牧師(七里))、朝食後「新式文の構成について」田中牧師からビデオを観ながら「礼拝の刷新について」「礼拝について」の講演が行われた。

 二日目の講演を終えた後、新式文による礼拝と聖餐式が行われた。礼拝の中での「キリストの平和を祈ります」と握手を交わす「平和の挨拶」は心洗われる思いがした。さらに、机と椅子を中央に集めて全員がその周囲を囲み、パンを千切りながら「これは、あなたのために裂かれたキリストの体です」。手渡されてくる杯のぶどう液にパンを浸し「これは、あなたのために流されたキリストの血潮です」と伝えながら全員で行なった聖餐式は印象深いものがあった。このような機会がなければ、改めて式文について学ぶことは無かったであろう。貴重な研修会であった(出席者35名・33教会)。

報告:石神稔(教師委員会書記、西上尾教会牧師)




秋山徹牧師による講演




発題される深見祥弘牧師と柳下仁牧師


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