報告 信教の自由と平和を求める2・11集会(2008年)
 
 2008年2月11日(月)、午前10時より、大宮教会において地区社会委員会主催の「信教の自由と平和を守る2・11集会」が行われました。参加者は地区内33教会・地区外7教会の合計40教会・伝道所、113名でした。

 まずはじめに社会委員会委員長の飯野敏明牧師(本庄教会)の挨拶の後、柳下仁牧師(北川辺伝道所)によって開会礼拝が持たれました。
 その後、「侵略神社・靖国思想の本質」と題して辻子実(ずしみのる)氏による講演がなされました。辻子氏は日本キリスト協議会の靖国神社問題委員会の委員でいらっしゃいます。
 靖国問題の論点整理として、靖国肯定派の意見と否定派の意見を纏められた資料を提示されました。「現状の宗教法人のままで良い(A級戦犯は分祀)」という穏健派肯定派から「社格も復権させて別格官幣社靖国神社として国家管理。管理所管は防衛省」という極右肯定派。一方、「現状の宗教法人のまま」という穏健否定派から「靖国神社を解体して、跡地を公園などに利用」とする極左否定派がまでの意見があることが示されました。
 辻子氏の立場は自ら、靖国「クモの巣」派と称され、「靖国の闇」を明らかにすることにより参拝者が激減し、社殿に「クモの巣」が張られるような状況をつくり出し、遊就館の展示・解説を全面的に書き換えて、反戦・平和の戦争遺跡として残すという立場であると話されました。
 この他、私達の知らない靖国神社に関する諸問題も話され、まずは、ぜひ一度靖国神社に足を運ぶことを勧めておられました。
 
報告:豊川昭夫(ホームページ委員会委員、越谷教会信徒)


挨拶される飯野敏明社会委員会委員長



開会礼拝を担当した柳下仁牧師



講演をする辻子実氏



参加者の様子


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