報告 壮年部こうえん会
 
 2008年11月16日(日)、午後2時30分より、大宮教会を会場にして、埼玉地区壮年部主催の「壮年部こうえん会」が開催された。今回は、例年の講演会とは趣を変えて古琴亭志ん軽さん(代々木上原教会員)による福音噺の落語と、豊川耕颯さん(越谷教会員)の詩吟を聞く内容だった。

 古琴亭志ん軽さんは、「めめんともり」と「石打ち」の二つの福音噺(落語)を披露して下さった。特に、「石打ち」は、ヨハネによる福音書8章1節〜6節までの、姦通した女に対して人々が石で打ち殺せという箇所を、見事なまでの演出とお話で、会衆に笑いと感動を与えた。特に、イエス・キリストが登場する場面は、圧巻であった。古琴亭志ん軽さんは、全国の教会に招かれて、この福音噺をされ、多くのファンがいます。埼玉地区でも、埼玉新生教会では2回も出演されています。

 豊川耕颯さんは、耕象流の師範です。西郷南州の「失題」の他、芭蕉の俳句「花の雲」、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」と、漢詩・俳句・新体詩と、それぞれ違った吟じ方を披露された。そして、豊川さんが節付けされた「讃美歌312 いつくしみ」を、最後に吟し、その朗々とした吟に聴き惚れました。豊川さんは、ユーモアを交えながら詩吟の途中に教会へ行くようになった証しもされ、こちらも笑いと感動を与えました。

 参加者は65名・14教会と例年に増して多くの参加者がありました。古琴亭志ん軽さんと豊川耕颯さんの、その素晴らしい芸は、なかなか文章では著わすことはできません。そこで、来年2009年1月17日(土)、埼玉新生教会で「しんせい寄席」が開催され、お二人も出演されますので、ぜひお越しください。
報告:中村 眞(地区ホームページ委員長、埼玉新生教会牧師)



最初に挨拶をされる地区壮年部委員長の松下充孝兄(大宮教会員)。後は司会を担当された島崎光男兄(武蔵豊岡教会員)




熱演される古琴亭志ん軽さん




同じく古琴亭志ん軽さん




豊川耕颯さん




会衆


HOME