報告 役員・伝道委員研修会
 
 2008年7月20日(日)、午後3時より埼玉新生教会を会場として、伝道委員会主催の役員・伝道委員研修会が行われました。

 最近の統計では、日本の教会のほぼ半数が「閉塞感がある」という回答をしています。そこで、今年のテーマは「あなたの教会は元気ですか?」のテーマのもと東京基督神学校校長でいらっしゃる山口陽一先生をお迎えして講演会を開催しました。現在、山口先生は東京基督神学校校長の他に、日本同盟基督教団市川福音キリスト教会の牧師でもいらっしやいます。しかし、1993年から2003年までは、母教会である日本キリスト教団吾妻教会(群馬地区)の牧師として、また関東教区の宣教部伝道委員長としても活躍してこられました。そのような訳で山口先生は、日本キリスト教団と福音派の関係を福音主義で繋ぎたいという考えのもと、今回の講演会を快く引き受けてくださいました。

 教会は「元気」でないといけないというわけではない。しかし、福音がボケてしまってはいけない。いま出来ることを、少しでもする。点数でいうなら、100点満点を一気に目指すことではなくて、今が40点なら45点を目指し、45点になったら50点を目指す。そして、教会が持っている本来の力を発揮する努力をしていくことの大切さを話されました。

 その後、日本のプロテスタント宣教150年を振り返って、50年ごとの宣教について話され、最後に以下のこと(レジメより抜粋)をお話しされました。
@変えるべきでないことを変えない
 聖書を語る牧師を誇り、聴く信徒を尊重しましょう。
 神を愛し、礼拝を第一にしましょう。
 愛すべき隣人を見失わないよう努めましょう。
A変えるべきことを変える
 グローバル化に醒めた目で適応しましょう(外国人を迎え、韓国人と協力)。
 子どもと共に礼拝し、青年に奉仕を譲りましょう。
Bあなたの教会の現状と夢を語りましょう (一律ではなく仕えるために)
 信徒の賜物を発見し、いかしましょう。
 地方教会との協力 (宣教協力、教会を学ために)

 なお、講演の後に、7つの分団に分かれて、先生の講演を聴いての感想や各教会の伝道の現状などを話し合い、豊かな交わりも持つことが出来ました。
 例年、この役員・伝道委員研修会は7月の第2週に行ってきましたが、今回は諸般の事情によって第3週に行いましたが、この一週間で梅雨は明け、大変暑い日になってしまいました。そこで、例年より参加は少ないのではないか思っていましたが、22教会・伝道所より71名もの多くの方が参加して下さいました。また、会場を提供して下さいました埼玉新生教会は、受付から奏楽、写真撮影をはじめ様々のご奉仕をして下さいました。本当に感謝致します。
報告:豊川昭夫(伝道委員会書記、越谷教会信徒)



はじめに挨拶をする伝道委員会委員長の竹内紹一郎牧師(深谷西島教会)




講師の山口陽一先生。さすが神学校の校長だけあってお話が上手でした。




真剣に聞き入る参加者。


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