報告 教会音楽講習会 (2009年)
 
  6月6日(土)午後、大宮教会1Fホールにて今年度最初の教会音楽講習会が開かれました。講師は当地区の「讃美歌21の歌い方弾き方」の指導をしてくださった木田みな子先生。

 参加者は残念ながら多くはなく、23名でした。
 テーマは「結婚式の奏楽」で、教会で行われる結婚式でどのような奏楽をしたら良いか、先生の豊富な経験と深い知識に裏打ちされたご講演をいただきました。

 今回は実際の結婚式を想定して、どのように選曲したらよいか、前奏、入場から後奏、退場までのトータルな考え方を提示していただきました。
 また、さまざまな楽譜が用意され、具体的に先生がリードオルガンを弾きながらたくさんの曲の紹介をしてくださいました。

 一般的な結婚式では、有名なメンデルスゾーンやワーグナーの結婚行進曲一点張りだったりするのですが、今回教えられたように、おなじみのコラールの中にも結婚式に相応しい讃美歌がたくさんあり、それをもとにした前奏曲やバリエーションでゆたかな結婚式の音楽が構成されることは、非常に教会的でもあり、興味深いところです。
 また少し時代の新しいものや現代的な曲も含め、華やかさや甘さのある作品も結婚式に相応く、幸せな気分で聴かせていただきました。

 木田先生のレパートリーの広さにただ脱帽です。しかもどれも手鍵盤で弾ける、格別には難しくないものを選んでくださいました。出席した方々はかなり「お得」だったのではないでしょうか。

 次回は9月19日に「葬儀の奏楽」として同じ木田みな子先生からご指導いただきます。 特に葬儀は突然、ですから、奏楽者としていつでも引き受けられる準備が必要です。今回聞き逃した方、今から是非ご予定ください。奏楽担当者以外にも、大変有意義な学びの会です。

 また、6月27日(土)には奏楽ビギナーのために「基礎講座」をいたします。会場は東大宮教会。午後1時30分から。会費500円。講師は大宮教会オルガニストの成田惠子先生です。奏楽者の心得やリードオルガンの弾き方の基礎などを伺います。こちらへもどうぞお誘いあわせておいでください。
報告:長尾愛子(教会音楽委員会委員長、小川教会)




真剣に聞き入る参加者




講師の木田みな子先生




同じく講師の木田みな子先生


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