報告 信教の自由と平和を求める2・11集会(2009年)
 
 2009年2月11日(月)、午前10時より、大宮教会において地区社会委員会主催の「信教の自由と平和を守る2・11集会」が行われました。

 はじめに加須教会の浦部牧子牧師による開会礼拝、その後東海林勤先生による講演会が行われました。
 今回の講演は、「平和のもとい−『尊厳なる他者』に出会う」という題でした。30〜40年前に、韓国の人たちは軍事独裁に対して民主主義が時代を切り開き、その後は南北の和解を進めてきた。東海林先生は、その韓国の民主化運動を支援しながら、とくにその先頭に立ったキリスト者たちについてお話をされた。特に、徐勝、徐俊植兄弟のことを中心にお話をされた。徐勝、徐俊植兄弟は在日韓国人の母国留学生として60年代にソウル大へ行き、71年4月に「学園浸透スパイ団事件」で不当に逮捕された。東海林先生は、この徐兄弟に面会し、裁判所等に助命・治療を要請し、キリスト教指導者たちに日本での救助運動を伝える為に初訪韓された。

 東海林先生は1932年生まれ。日本キリスト教団牧師。通算26年間牧会に従事。2003年に引退。その間に日本キリスト教協議会(NCC)総幹事。農村伝道神学校専任教師など勤務。1974年から17年間、韓国問題キリスト者緊急会議(東京)の実行委員。2002年、NPO高麗博物館(日本と韓国・朝鮮の交流の歴史を学ぶ、市民手作りの展示館。新宿大久保「職安通り」にある)を設立。現在は理事である。

 今回の参加者は地区内29教会・地区外6教会の合計35教会・伝道所、134名でした。例年以上に多くの参加者がありました。

報告:豊川昭夫(ホームページ委員会委員、越谷教会信徒)



開会礼拝を担当された浦部牧子牧師。




開会礼拝で讃美する会衆。




講師の東海林勤先生




挨拶する社会委員長の平沢功牧師(埼大通り教会)




ほぼ満席となった会堂



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