報告 役員・伝道委員研修会
 
 2010年7月11日(日)、午後3時より志木教会にて、伝道委員会主催の役員・伝道委員研修会が開かれました。
 講師は日本基督教団総幹事の内藤留幸先生、「教会形成の基本に忠実であること 〜伝道・牧会の要は何か〜」のテーマでお話をされました。参加は63名・19教会でした。

 はじめに、「教会形成の土台(基本)となるものは何か」について話されました。
 一つ目は、神の言(ことば)としての聖書である正典。これは「信仰と生活との誤りなき規範である。二つ目は、使徒信条によって代表されてきた信条。これは聖書から導き出された信仰告白であり、日本基督教団信仰告白は、この信仰告白の流れを汲むものである。三つ目は、教会組織としての秩序。キリストのみ言の秩序をもつ制度的教会として日本基督教団も歴史・世界の中に存在している。

 次に、日本基督教団とはどのような教会であるかについて二つ話されました。
 一つは、神との契約共同体としての教会である。神の恵みによって召された者の集いである。従って教会は建物ではなくて群れ・集いである。もう一つは、全体教会と各個教会というかたちをもつ教会である。ここで、教団・教区・教会が伝道の使命を果たして行く時担う役割は以下の通りである。教団は、教師を生み育てる。教区は教会を生み育てる。教会は信徒を生み育てる。

 続いて、伝道・牧会の要について話されました。
 ガラテヤの信徒への手紙2章19節〜20節とコリントの信徒への手紙U13章5節を引用し、「牧師は生き生きと語っているか」、そして「みことばが信徒ひとりひとりに働いているか」だと話されました。

 最後に、役員の務めについて教規98条〜102条について学びました。特に、先生は98条の2項に「役員は、教師を補佐し、教会の教務に奉仕するものとする。」とあるが、教師と共に教会の教務に奉仕するという言葉を入れたいと云われました。

 発題の後に5つの分団に分かれて交わりと話し合いの時間を持ちました。自己紹介と発題の感想や、また伝道の現状や課題、更に役員会の任期について等を伺うことができました。特に、役員会の任期がそれぞれの教会でだいぶ違うことに驚きました。素晴らし講演と、地区内教会の信徒・牧師との良き交わりが持てました。感謝です。
報告:豊川昭夫(越谷教会)




はじめに挨拶をする伝道委員会委員長の山ノ下恭二牧師(東大宮)




講師の内藤留幸先生




参加者、会堂はほぼ満席でした




分団1




分団2




分団3




分団4




分団5


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