報告 聖餐について理解を深めるためのパネルディスカッション
 
 2011年1月22日(土)、大宮教会を会場にして、地区委員会主催の「聖餐について理解を深めるためのパネルディスカッション」が開催されました。参加者は70名・28教会でした。

 この催しの背後には、プロテスタント教会は聖礼典として洗礼と聖餐を大切にしてきましたが、この大切な聖礼典の一つである聖餐について未受洗者の陪餐という問題から様々な論議が教団、教区において特にこの数年来なされてきました。そのような状況の中で、埼玉地区においても聖餐について理解しあう場が必要であると考え、この集会が開催されました。

 パネラーは、東海林昭雄牧師(埼大通り教会)、黒田毅兄(武蔵豊岡教会)、最上光宏牧師(所沢みくに教会)、司会を土橋誠地区委員長(飯能教会)が務めました。

 はじめに、中村眞地区副委員長(埼玉新生教会)より挨拶と開会祈祷がなれた後、3人のパネラーが一人20分ずつこの問題について意見を述べられました。特に印象に残っているのは、東海林牧師は「受洗は命がけのものであり、聖餐はその命をかけて受洗したものが信仰をもって応答するものである」。黒田兄は米国合同メソジスト教会では、「全ての者が恵みの座に招かれる。未受洗者へは聖餐はされないが、牧師の祝福の祈りがなされる」。最上牧師は、「未受洗者へは聖餐はしないが、痛みをもって聖餐をしてきた」ことが話されました。

 その後、3人のパネラーと参加者の質疑応答や聖餐問題について熱い意見が交わされました。最後に都築英夫地区委員(秩父教会)の閉会祈祷をもって終了しました。

 今回は、何か結論を出すのではなくて、タイトルにある通り、聖餐について理解を深めるためのものでしたが、様々の意見の中で良き学びの時が与えられて感謝でした。   

報告:豊川昭夫(ホームページ委員、越谷教会信徒)




最初に挨拶する中村眞地区副委員長




力強い賛美をする参加者




司会の土橋誠地区委員長(左)とパネラーの東海林昭雄牧師(右)




パネラーの黒田毅兄(左)と最上光宏牧師(右)




壇上の4人




真剣に聞き入る参加者




報告        HOME