報告 信教の自由と平和を求める2・11集会 |
2011年2月11日(金)、大宮教会を会場に、地区社会委員会主催の「信教の自由と平和を求める2・11集会」が開催されました。参加者は75名・28教会でした。 講師は平山武秀先生、講演題は「『信教の自由』をとらえ直す」でした。 平山武秀先生は、日本基督教団教師で、日本聖書協会・評議員会議長、日本宗教者平和会議代表委員とのことでした。用意されたレジメに添って、信教の自由とは何であるか、信教の自由を妨げるものは何であるか、信教の自由が確立された社会とはどのようなものであるか、信仰の自由と信教の自由との相関関係について語ってくださいました。 初めに、信教の自由と、信仰の自由との関わりについて述べられました。信仰は各自の心の内面の問題であって、それは基本的に自由であって、これが「信教の自由」の出発点となる。冒頭のキリストの御言葉のとおり、何人といえども魂の自由を犯すことができないし、この自由をわたしたちは神によって既に持っている。誰もこの自由を奪うことができない。だから、信教の自由の確立のための戦いは明るい戦いなのであって、内なる自由から外なる自由への戦いである、これが出発点である。平山先生が、明るく言い放ってくださいました。深く共感しました。 その信仰からくる自由は、日々の生活に形を持ってあらわれてくる、それが信仰生活(キリスト教会の場合であれば、礼拝と伝道)です。その生活が妨げられずに送ることができる。それが、信教の自由が保障されているということです。そしてどの宗教に対しても信教の自由が保障された社会は、人間が尊ばれている社会であり、公正な社会であると語られました。これも本当にそうだと思いながら聞きました。 雪の日になりましたが、会場は熱気を帯び、講演後、質疑応答をもって、集会が終わりました。 |
報告:金田佐久子(ホームページ委員、西川口教会牧師) |
講師の平山武秀先生 |
集会の様子 |
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