報告 埼玉地区災害対応「講演会」
 
 2012年9月15日(土)、午前10時30分より大宮教会にて、災害対応委員会主催の埼玉地区災害対応「講演会」が開かれました。今迄、災害対応の講演会の参加者は20、30人程でしたが、今回は参加者はナント101名、31教会でした。

 講演は「いつまでも変わらないもの −原発に一番近い教会からの報告−」と題して、福島第一聖書バプテスト教会の佐藤彰牧師にお話して頂きました。

 福島第一聖書バプテスト教会は、福島第一原子力発電所から5キロ圏内にあった教会です。因みに、どちらも第一と付きますが、福島第一聖書バプテスト教会の方が最初に建てられたということです。その教会は、2008年に100年使える教会堂として建てられましたが、昨年の3月11日の東日本大震災、そして原発事故で避難生活を余議なくされました。もう教会へは戻れません。教会員は北海道から沖縄まで散らされ、佐藤牧師と60数人は、流浪の旅に出たのです。その後、宣教師のご厚意により奥多摩福音の家で避難生活をされていましたが、教会員の大半は現在、福島県いわき市に引っ越され、いわき市に新しい教会堂を建てる予定です。

 佐藤先生の地震発生から原発事故、そして避難生活に到るまでのお話は、非常に厳しい現実がありました。今も福島県では15万人も避難しているのです。佐藤先生は昨年9キロも体重が落ちたそうです。夜も2時間以上寝られなかったそうです。未来は不安だらけです。しかし、この1年半を経て、教会員全員が異口同音に「神様を感じ、神様に救われた」と言っていました。そして、心と体で体験したことを決して忘れない、いつか復活することを信じていると言われた言葉が印象に残っています。
 
 今回、講演の録音をしましたので、ここをクリックするとお聴きになれます。(約90分、120MB、音が出るまで少し時間のかかることがあります)講演は、プロジェクターを使いながら約1時間30分話されました。大変内容の濃い講演ですので、ぜひお聴きください。

報告:豊川昭夫(越谷教会)




まずは力強く讃美歌を歌ってスタート




挨拶をする災害対応委員会委員長の三羽善次牧師(和戸教会)




司会を務めた飯野敏明牧師(本庄教会、災害対応委員会委員)




講師の佐藤彰牧師




プロジェクターを使って説明しました




真剣に聞き入る会衆




大分放送で流された佐藤牧師




最後に全員で故郷(ふるさと)を歌いました




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