報告 第19回障教懇(アーモンドの会)
 
  2013年9月23日(月・祝) 午前10時より 埼玉和光教会を会場にアーモンドの会が開催されました。
 本年は第19回を迎えるにあたり、テーマをどのように設定するか年初より協議を重ねました。現在の社会状況とも重なってそのまま私たちの教会にも及びかつて教会の宣教を担ってこられたこられた方々の高齢化の現実、さらにはいわゆる認知症を発症された家族の介護に力を注がなければならない事情が起こり、宣教の次世代を担うことが困難になっているという現実も現れてきているなかで、教会としてどのように受け入れ、共に生きて行くかを考えることを取り上げ。主題 『高齢化社会と教会―認知症に向き合う』 というテーマで進められました。
  
 開会礼拝では会場教会埼玉和光教会の三浦 修牧師より 「休ませてあげよう」(マタイ11:28〜30)のメッセージをお聞きしました。その後本年のテーマに沿ってパネルディスカッションが行われました。パネラーは家族介護の立場から斗内寿子さん(埼玉和光教会)滝川英子さん(七里教会)支援専門員として介護の現場から佐久間文雄さん(志木教会)さらに助言者として児島康夫さん(川越キングスガーデン施設長) 司会者として石川栄一北本教会牧師によって進められました。

  パネラーの方々はそれぞれのご体験を通して、さらにはその中で神さま、イエスさまから与えられた恩寵をも取り混ぜながら、時には壮絶な、時には孤独な介護実態の経験を限られた時間で教えを学ばされる証を含めてお聞きしました。それに対して、児島施設長からは長年多くの方をキリスト者のお立場で現場でご体験されたことからの助言がありました。

 介護体験者お二人からはその際に懸命に葛藤の中での闘いであったこと。今ではその体験から大きな祝福を頂いたと理解でき教会でも傾聴役が出来るようになったことなど。また、佐久間さんからは介護現場での経験から、認知者も感情は残っているので、静かに話しかけ、その要求をまず受け入れて欲しいこと。ケアマネージャーを有効に活用して欲しいこと。家族は抱え込まないで欲しいこと。佐久間さん個人としては幼稚園から老稚園へ家庭と教会の寄り添い、埼玉地区内に認知症相談機能を持って各個教会をサポート出来ればなどの興味あるご提言もあった。
  
 最後に児島助言者から、まとめとして次のようにお話がありました。
 『介護する方を一人に集中させないで家族など周囲で分散させることが必要である。認知者と共感しあう、公的な支援センター、施設などを積極的に活用する。一人で抱え込まない。そして、認知者を優しく受け入れることが必要であること  介護の大変な思いを吐き出す場が必要である。 さらに、介護に取り組んだ方には神さまが賜物を下さると述べ。 教会の中でそういう受け皿があることが望ましいといつも思っている。『(ロマ12:15)喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい』とのみことばを示されての助言でまとめられた。

 午後の部は午前のパネルディスカッションを聞いて参加者が会場内で小グループに分かれての分かち合いの時をバズセッションで行った。本日のパネラー、助言者と参加者がキリストにつながり本日のテーマを共通のよりどころとして巡り合った仲間として同じ体験談、助言などを懇談しての分かち合いを行った。短い時間ではあったが大いに目的に適った分かち合いが出来たようであった。皆さんそれぞれがご自身の体験または介護への関わり、感じていること、初めて学んだことなど、さらには日頃、教会内で見聞き、感じていることなどを精一杯打ち明けることができ良い学びの機会となった。そしてこれからも、教会自体が教会員、家族さらには地域への関わりが出来る場所としての存在になることを私たちが努力していけたらという声が大きく広がり、これからもこのテーマがアーモンドの会としても続けて行かれることを希望したいとの感想が多く寄せられた。今回のアーモンドの会としての目的が所期の目的に適った、有意義な集いであったと感じられる実りの多い会であった。

 閉会礼拝は森 淑子牧師(副委員長・狭山教会)から、ガラテヤの信徒への手紙 6:2のみ言葉『互いに重荷を担いなさい。そのようにしてこそ、キリストの律法を全うすることになるのです。』からメッセージを頂き閉会となりました。

 今回、19回目のアーモンドの会として高齢者に視点を合わせ、とりわけ社会問題が教会の課題でもあることを取り上げ、参加者と共有する分かち合いが出来たことで、各個教会でも機会あるごとにこの課題が取り上げられ、また地区、教区、教団の課題につながって行くことができればと感じさせられた一日でありました。
 
 参加者は地区28教会116名、その他、教区内、他教派、団体、マスコミ合わせて計128名でした。
報告:矢崎 武雄(埼大通り教会・アーモンドの会委員)




開会礼拝の三浦修牧師(埼玉和光教会)




パネルディスカッションのパネラー、左端は司会の石川栄一牧師(北本教会)




助言者の児島康夫さん(川越キングスガーデン施設長) 




分かち合いの司会の櫻井義也牧師(北川辺伝道所)




会場全体写真




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