報告 三区合同教師会
 
 2013年1月22日(火)、初雁教会(川越市)を会場として、三区合同教師会が開催されました。参加者は31名でした。初雁教会は一昨年に牧師館新築と会堂リフォーム工事を行い、昨年献堂しました。木のぬくもりのある会堂でした。

 教師会の初めに、初雁教会の町田さとみ牧師の司式・説教による開会礼拝がありました。町田先生は、西川口教会出身で、親しく覚えている先生です。初雁教会に着任されたのが2003年4月ですから、もうすぐ10年になります。

 次いで、「川越の教会の歴史」と題して、山岡磐(やまおか・いわお)牧師(隠退教師・初雁教会協力牧師)より講演がありました。山岡先生は1963年1月に、夫人の幸子師と共に初雁教会に着任されました。2009年3月に隠退されましたが、引き続き初雁教会で奉仕されています。
 講演の冒頭で「川越に来て、まさにちょうど50年になります」と語られ、一つの教会で半世紀の長きにわたり伝道牧会されたとは、なんと尊いことかと、深く心動かされました。
 初雁教会は昨年創立80周年を迎えましたが、プロテスタント教会で川越に最初に伝道したのは、日本聖公会とのことです。その次には、1890年に創立された川越教会だそうです。100年を超えるプロテスタント宣教の歴史があります。さて、山岡先生が着任された頃は、まだ今ほど家も人も多くなく、寺町でもあり、ご近所で親しくなっても、信仰の面ではなかなか受け入れてもらえず、忍耐の伝道であったそうです。
 初雁教会は、多くの献身者を生み出し、坂戸伝道所(現・坂戸いずみ教会)を生み出しました。「苦労のない伝道はない。苦労しながら伝道しよう」との言葉も心に残りました。「福音宣教に徹していくところに出来事が起こる」とも語られました。川越市内の19の教会が協力して開催している「川越市民クリスマス」の話も興味を持って聞きました。「川越の地に、川越市民に福音を宣べ伝える」。そこで一致して続けてきたとのこと。尊い講演を感謝して聞きました。

 お昼から午後は初雁教会を出て、近くの市街地を巡りました。カトリック川越教会の会堂見学、そして昼食の交わり、日本聖公会の川越基督教会の会堂見学、時の鐘、蔵造の街並みを見学して、初雁教会に戻り、終わりのお祈りをして、散会となりました。お天気にも恵まれて、親しい交わりの一日を過ごしました。
報告:金田佐久子(ホームページ委員、西川口教会牧師)




開会礼拝で説教する町田さとみ先生




参加した地区の牧師たち




講演をする山岡磐先生




お昼の会食




川越基督教会前で記念撮影


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