報告 第20回アーモンドの会
 
 9月23日、埼玉和光教会に於きまして、アーモンドの会(障がいを負う人々と共に生きる教会を目指す懇談会)が行われました。

 今年のテーマは「命の喜び」とし、出生前診断について考える機会と致しました。講師として日本基督教団本庄教会役員で、全国キリスト教障害者団体協議会会長の渋沢久氏をお招きし、『「弱さ」を持って神様と旅する喜び』と題する講演を伺いました。

 渋沢氏は現在77歳、2歳の時にポリオに罹患し手足の自由を失いましたが、周囲に生かされ、引き受けられて、人生の旅をスタートしたと話されました。また聖書から、主イエスは十字架の上で弱さに留まったことにより、救いが来たことを覚えなければならない。出生前診断で弱く見えるものとして判断された「いのち」に向き合うための信仰的判断は、ここから神様の御声として聞きとらなければならないと力説されました。「一人ひとりの幸せはそれぞれの人が決めること、最初からストーリーを決めないでほしい」という渋沢氏の言葉に心を打たれました。

 午後は日本基督教団北本教会牧師の石川栄一先生による、「神さまの知恵」と題する聖書の学びが行われました。「ヨブの妻」及び「バト・シェバ」の物語から、物事にはすべて両面性(二面性ではなく)があること、そして知らされず生まれてくることの幸いを、お嬢さんを育てられた経験からお話しされ、会場は深い感動に包まれました。

 今年のアーモンドの会は関東教区より22教会、他より2教会の参加があり、64名で行われました。

報告:石川幸男(大宮教会信徒、アーモンドの会委員)



講師の渋沢久氏




会場の様子



聖書の学びの石川栄一先生


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