報告 教師一泊研修会
 
 2014年7月14日(月)〜15日(火)別所沼会館ヘリテイジ浦和にて、教師委員会主催の埼玉地区教師一泊研修会が開かれ、通いで参加しました。主題は「癒しの教会形成―スピリチュアルケアと牧会―」、講師は、聖学院大学大学院教授の窪寺俊之先生でした。
 
 教師委員長の三羽善次牧師(和戸教会)による開会礼拝の後、窪寺先生の講演T「主の使命に応える―癒しの教会形成」がありました。次いで、土橋誠牧師(飯能教会)、金田の発題があり、夕食後は、分団で互いに分かち合いました。翌日は講演U「牧会者の危機―スピリチュアルな視点からの慰め」がありました。
 
 スピリチュアリティ、スピリチュアルケアというものを分かっていたつもりでしたが、窪寺先生の講演を通して整理できました。「スピリチュアリティ」は、「魂」とか「霊性」などと訳されます。それは静的な感じがします。窪寺先生はスピリチュアリティの機能を紹介され、ダイナミックな(動的な)側面を示してくださいました。かいつまんで紹介します。
 “スピリチュアリティの特徴をあらわす三つのキーワードがある。一番目は「聖なるもの」に触れること(必ずしも神ではない)。二番目は「癒し」。三番目は「自己存在の確立」ということ。私の生き方、人生の意味、これが私ということを教えてくれる。自己アイデンティティが確立すること。例えば、私たちが疲れ果てて、どうなるのだろうかと行き詰っているとき、スピリチュアルなものに出会うことによって初めて、「ああ、私はこれで生きられそうだ」というものが出てくる。現代人というのは非常にスピリチュアルなものを求めている。自分を取り戻させてくれる、自分を包んでくれる大きな世界があるという気づき。人は人生の危機に直面してスピリチュアリティが目覚める。スピリチュアルケアは癒しを与えるもの。聖書の救いは、その人が神と出会い、罪を赦されること。救いをなさるのは神のみである。・・・”

 出席者は33人でした。感謝。
報告:金田佐久子(西川口教会牧師、ホームページ委員会)



講師の窪寺俊之先生




全体集会の模様


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