報告 役員・伝道委員研修会(2014年)
 
 2014年7月13日(日)、午後3時30分より埼玉新生教会にて、伝道委員会主催の役員・伝道委員研修会が開かれました。

 講演は「現在の伝道(パート2)」 − 心病む時代の中で −と題して、講師は片柳福音自由教会牧師であり、NPO法人片柳コイノニア理事長でもある滝田新二牧師でした。参加者は62名・17教会でした。
 
 講師の教会は、集っている方の2割以上が障がい者なので、障がい者と共に生きる教会をめざし、『地域に開かれた、誰でも安心できる教会』というビジョンで、地域社会に根差した教会形成を実践しています。この為、同教会では2005年にNPO法人片柳コイノニアを設立し、グループホームの働きを始めました。今回は、講師の他にこのグループホームを実際運営している委員長の藤山博康兄と世話人の牧田智世子姉の貴重な証も聴くことが出来ました。

 講演の中で「教会に一人の統合失調症の方がいれば牧師はノイローゼになってしまう。しかし20人いれば牧師はノイローゼにならない。何故なら、彼らは互いにケアーするからだ。また一人の障がい者が救われると家族全員が救われる」と言う話が印象に残っています。更に、障がい者を受け入れることによって、今度は教会員が優しくなり、彼らと共に教会も成長していったことが語られました。実際、滝田牧師が1999年に赴任した時、教会堂はボロボロの状態でした(下の写真参照)。しかし、その後、障がい者を受け入れるようになってから、奇跡的に土地と新会堂が与えられ教会はどんどん成長していったのです。
 今回、講演の録音をしましたので、ここをクリックするとお聴きになれます。(約50分、70MB、音が出るまで少し時間のかかることがあります)

 発題の後に6つの分団に分かれて交わりと話し合いの時間を持ちました。自己紹介と講演の感想、また各教会の障がい者に対して、どのように受け入れているか等、有意義な話し合いが出来ました。ある意味重いテーマでしたが、素晴らし講演と、地区内教会の信徒・牧師との良き交わりが持てました。感謝です。
報告:豊川昭夫(越谷教会)




讃美歌を力強く歌ってスタート




開会の挨拶をする地区伝道委員会委員長の東海林昭雄牧師(埼大通り教会)




講師の滝田新二牧師




今回はプロジェクターを使っての講演でした




滝田牧師が赴任した時の教会堂の写真です。ボロボロでした。(^^ゞ




グループホーム「のぞみ」の委員長の藤山博康兄




同じくグループホーム「のぞみ」の世話人の牧田智世子姉




真剣に聞き入る会衆




分団1




分団2




分団3




分団4




分団5




分団6


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