報告 第42回教会全体修養会 
 
 2015年8月3日から2泊3日、第42回埼玉地区教会全体修養会に参加しました。主題は「主にある交わりを深めよう」、副題は「教会における様々な関係から」でした。講師は、聖学院大学大学院人間福祉学科教授・こども心理学科長であり、元淀川キリスト教病院伝道部長・チャプレンの窪寺俊之(くぼでら・としゆき)先生。主題聖句は、ヨハネによる福音書第8章12節「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」。会場はおなじみの軽井沢南ヶ丘倶楽部。全体では72人(地区21教会)、そのうち子供は8人でした。

 講演Tは、初めに「クリスチャンとは何ですか。他の人とどこが違うのですか」と問いかけがありました。「すべての人は尊厳において同じ。身体を持ち、精神を働かせ、社会的生活を営むものである。クリスチャンは自分を誇るものは一つもない」。その上でクリスチャンとは何か。主イエスがマタイを選び、迫害者パウロ(サウロ)を選んだ出来事から、主イエス・キリストに個人的に出会う経験を持っている者。その経験をだれも否定することはできないこと。わたしたちが罪人であるにもかかわらず、神が愛してくださった、その信仰の原点に帰ることができるのです、と語られました。 

 講演Uでの冒頭では、日本の教会が置かれている現状の分析の紹介があり、なるほどと思いました。文化は、以前は高齢者から下の世代へ降ろされ継承されていたが、今の文化の発信者は若い世代であり、上の世代へ届けられている。文化も価値観も多様となっている。宗教への警戒心もある。そういう時代の中で、窪寺先生から、ホスピスのチャプレンの体験を通して、スピリチュアルケア(相手が主体、相手に選択権がある、わたしたちは相手に仕える、信頼関係を作る)について語られました。クリスチャン(キリスト者)として主との交わりに生き、神の選びに応えて、仕えて生きる、その使命を再確認させていただきました。

 今回も、大人たちが講演と分団の時間を過ごしている間、子どもたちは、ルカによる福音書から子どもを招くイエス様の物語を学びました。3日目の全体会では、朗読劇を発表してくれました。修養会の間、食前の祈りは、子どもたちが交代でささげてくれました。

 子どもも大人も、主にある交わりを深めることができた修養会でした。お祈りを感謝いたします。

報告:金田佐久子(西川口教会牧師、ホームページ委員会)


朝の礼拝の様子


講師の窪寺俊之先生


楽しいお食事の様子


2日目の夜 交わりの時A(熊谷教会 大坪直史先生・園子先生)


交わりの時A 参加者の様子


子どもたちの発表


子どもたちから大人たちへ 手作りカードのプレゼント


集合写真 (写真をクリックすると大きな写真でご覧できます)


以下、 子どもプログラムの様子です。




























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