報告 教師一泊研修会(2016年)
  
 7月18日(月)〜19日(火)に埼玉地区教師委員会主催の一泊研修会が行われました。場所は別所沼会館ヘリテイジ浦和でした。講師は代田教会牧師の平野克己先生でした。参加者は34名・28教会。

 今回のテーマは説教についてでした。
 講演の最初にキング牧師の説教を映像にて見ました。最初、キング牧師は原稿を見ながら説教を語りました。しかし、後半になると説教原稿を読まず、原稿を置いて語りました。
 平野先生は最初、原稿を読んでいる時は会場はざわざわしていましたが、原稿を読まないで語りだしたときは会場がざわざわせず一つになったことを話していました。

 私たち伝道者は、説教の準備のために原稿を用意します。伝道者によっては、原稿を読む方もいます。しかし、平野先生は、原稿を読まずに語ったらよいと語られました。また、説教を準備する際、説教集を見ることも大切だと語られました。加藤常昭先生、竹森満佐一先生などは説教を準備するには大切であると語られました。

 一日目の講演が終わり、質疑に入るとある先生が「説教集を見て説教の準備は難しい。自分がみ言葉に取り組み、牧会していく中で準備がされていくのではないのか」と質問しました。平野先生は「キング牧師は他の説教者が語った言葉を用いて語った。また、私たちは、説教者仲間を作って取り組むことの大切なんだ」と語られました。

 二日目の朝は、早朝礼拝にて狭山教会牧師の森先生より狭山教会の歴史について語っていただきました。
 その後、二人の牧師より説教についての発題のお話がありました。大宮教会の疋田先生は、信徒にはみ言葉を聴く訓練が必要であること、またデボーションの訓練において聖書のみ言葉を深く知ることの大切さを語ってくださいました。江田先生は説教の準備方法、また子供たちにどうみ言葉を語るのか。子供たちへの伝道の大切さを語ってくださいました。

 二日目の講演は、信徒たちは、説教をよく聴いている。その信徒たちに対してどうみ言葉を語るのかの大切さを語りました。平野先生は神が教会に対して何をしようとしているのか。出来事を起こそうとしている。加藤先生は聖書から黙想を牧師たちに伝え、黙想という言葉は定着した。しかし、平野先生の考え方は黙想から説教へが課題であると語られました。黙想が豊かにされ、その黙想をどう説教に生かすのか。その大切さを語られました。

 閉会礼拝は所沢みくに教会の最上先生より説教を聴きました。最上先生は自分はみ言葉を語るのには乏しいがしかし、神が私を用いてみ言葉を語るものとして召してくださっておられることを語られました。
 二日間、説教について学ぶ良い機会が与えられました。参加された先生方は皆、説教について改めて深く考える機会が与えられたと思います。この二日間の学びが祝されますようお祈りいたします。
報告:川添義和(教師委員会書記、埼大通り教会牧師)



開会礼拝の説教をする教師委員会委員長の許昌範牧師(国際愛伝道所)




講師の平野克己先生




会場の様子




同じく会場の様子




食事風景




同じく




二日目の早朝礼拝の森淑子牧師(狭山教会)




閉会礼拝の最上光宏牧師(所沢みくに教会)




記念撮影


報告        HOME