報告 伝道と賛美の集い

日時:2016年10月15日(土)14:00〜16:00
場所:毛呂教会

 10月15日(土)、雲一つない良く晴れた秋空のもと、午後2時から4時まで毛呂教会(澁谷弘祐牧師、澁谷実季牧師)にて埼玉地区伝道委員会主催「第30回伝道と賛美の集い」が開かれました。

 今回は、武蔵野音楽大学卒、日本オルガニスト協会会員で、現在、金沢を拠点に、金沢教会オルガニストとしてもご活躍中の黒瀬恵氏をお迎えし、「ハルモニウム・オータムコンサート〜風がはこぶ祈りの音」と題して、行われました。

 第1部において、黒瀬氏により、集いの題名にも記されたリード・オルガン「ハルモニウム」が奏でられますと、ほぼ満席状態となった毛呂教会の礼拝堂が、きよらかな空気に包まれるのを感じました。聴衆は、黒瀬氏が奏でられるP・チャイコフスキーやL・ベートーベンといった著名な作曲家の曲に静かに耳を傾け、一つ一つの演奏が終えられる度に大きな拍手を送りました。
 また、今回のコンサートでは、ただ曲を演奏していただくだけではなく、「絵本とオルガンのコラボ」なる演目も披露されました。絵本『ひかりひかり』(絵・作:細川理衣)が正面のスクリーンに映し出され、澁谷弘祐牧師の朗読と、黒瀬氏作曲のBGMによって、幻想的な絵本の世界が展開されました。

 第2部においては、澁谷弘祐牧師により、ショート・メッセージ「不正にまみれた富で友達を作りなさい」が語られました。メッセージを通して、自分自身の今後について(救いについて)真剣に取り組む姿勢と、友達を作ること(主イエスが友となってくださること)が非常に重要なのであるという恵みが、明らかにされました。メッセージの後、「みんなで歌おう」のプログラムにおいて、全員が、讃美歌第一編298番「やすかれわがこころよ」、讃美歌第二編157番「この世のなみかぜさわぎ」、讃美歌第一編312番「いつくしみ深き」を賛美しました。歌詞は古い言葉で分かりにくいものもありましたが、澁谷弘祐牧師は歌詞の一つ一つについて分かり易く解説してくださいました。特に「いつくしみ深き」の歌詞「友なるイエスは」は、ショート・メッセージの内容と繋がるところもあり、印象的でした。

 黒瀬氏は、演奏の合間に、リード・オルガン「ハルモニウム」の特徴や仕組み、その貴重さについて教えてくださいました。リード・オルガンは電子オルガンとは異なり、ペダルで空気を送る、袋に空気を溜める、その空気を送り出してリードを震わせて音を出す、など、人間の肺呼吸や声帯の仕組みと似ているところがあり、電子オルガンは音が大きくて良いが、無機質で機械的であるのに対して、「ハルモニウム」は音がそれなりしか出ないが、大変ナチュラルな自然体の音が出る、人に優しい音が出るということをお話しくださいました。
 また、黒瀬氏は、ご自身がオルガニストになった背景に、同じく教会オルガニストであられたお母さまの「神さま、このお腹の子をオルガニストに!」という祈りがあったということを証ししてくださいました。お母さまの祈りと主の御導きが、黒瀬氏のご活躍の背景にあることを思い、私たちも互いに祈り合うことの大切さを思わされました。

参加者51名(男性22名、女性29名)。内、教会関係者19名(7教会)、求道者32名。

報告:大坪直史(地区伝道委員、熊谷教会牧師)





毛呂教会の入り口




挨拶をする久保島泰埼玉地区伝道委員長(東大宮教会牧師)




演奏をする黒瀬恵氏




同じく黒瀬恵氏




絵本 ひかりひかり




会場の様子




賛美リードをする澁谷弘祐牧師(毛呂教会)




リード・オルガン「ハルモニウム」




花束を受け取る黒瀬恵氏(右)と毛呂教会の澁谷実季牧師(左)




黒瀬氏、澁谷牧師、伝道委員の皆さんとの記念撮影


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