報告 第23回アーモンドの会(2017年) | |
第23回アーモンドの会(障がいを負う人々と共に生きる教会を目指す懇談会) 日時 9月18日(月) 午前10:00〜午後3:30 会場 埼玉和光教会 開会礼拝 小林 則義牧師 (七里教会) 発題・証者 山野 裕子牧師 (久喜復活伝道所) 山野 生兄弟 (社会福祉施設職員 久喜復活伝道所) 金 福漢兄弟 (NPO法人福祉協会・施設長 埼大通り教会) 参加者 17教会2伝道所・2団体 72名 折しも三連休の日本列島をまともに縦断という大型18号台風の事前予報で主催者、参加者がその迷走台風の進路に大きな不安に襲われるなか、神さまからの『明日のことまで思い悩むな。信仰の薄い者たちよ。』との御言葉を改めて思い知らされるような素晴らしい台風一過の好天、夏日を迎えて第23回アーモンドの会が予定通り開催されました。 私どもアーモンドの会はタイトル通り、「障がい者と共に生きる教会を目指す」のテーマのもと、埼玉地区内の教師、信徒及び関係団体を交え23回目という歴史的に積み重ねられた恵みの会として開催されました。 小則義牧師よりイザヤ書61章1〜3節の御言葉より『木のように生きる』と題し励まされるメッセージを頂き開会礼拝を守りました。また、礼拝のなかで昨年に引き続きハンデをお持ちの方々が礼拝のご奉仕を担って下さったことが尊い証でもありました。 続いて発題、証として先ず、山野裕子牧師より昨年、信徒の友11月号において紹介されたご自身が牧されている久喜復活伝道所における「障害を持つ人と歩む教会」の普段の現実から文字通り共に歩む教会の実態を分かりやすく、リアルにお話くださり、参加者が障害者を教会の礼拝に迎え入れる心構えなど大いなる導きとなるお話を実際のお証としてお聞きすることができました。山野牧師ご自身は特別の礼拝とは思わず、自然で本来的な礼拝を当たり前に守っておられるとのお話で聞く参加者にも新たな気づきを与えて下さる内容でもありました。 次に、障がい者施設でのお仕事を福祉施設の現場で携わっておられる山野生(しょう)兄弟から、日常のお仕事の担い手として現場施設での障がい者とのふれあい実態をお話下さり、現場での障がい者のこと、職員として感じておられることを具体的、懇切に述べて下さり、日常の障がい者とのふれあいからのお話は私たちにも、新たな導き、気づきを与えてくれました。特に日常の施設見学者にお願いしておられることとして、障がい者の日常活動の実態を正しく世間の方々に伝えて頂きたいとお願いしていますとのことは大事なことだと思いました。 さらに、続けての証者の金福漢(キム ボクハン)兄弟はお名前からもお分かりのように韓国から来日されての22年目のお方。埼玉大学に留学後、現在はさいたま市内で知的障がい児を預かるNPO法人の施設長として活動されておられる方で、自ら子どもの頃からお国で身体障がい者として育ち、いじめも受け、そのことが契機で友人から教会に導かれ影響も受けて日本に留学され障がい者教育に日常携わっておられることを『キリスト者として障がい者として異国に生きて』という題でプロフィールと証をされました。日本で長く知的障害児を指導される役割で国の垣根を越えてキリスト者として障がい者として生きておられる姿が私どもキリスト者にアピールする内容であったと思います。ちなみに流暢な日本語はすっかり日本人になりきっての活動実績が私たち日本のキリスト者に教えられるものがありました。以上お三方の発題、証を受けて午後からは7つのグループに分かれてに分かち合いの時を持ちました。参加者はそれぞれの立場、経験からの分かち合いに午前の発題、証を受けて新たな気づきも合わせ学びと恵みが与えられました。 今回のアーモンドの会は教会に拘わる障がい者の方々のご理解を頂き、障がい者ご自身が教会に拘わり繋がっていただいていることをも意識して進められた部分が多く実現できたことはアーモンドの会としての目的によりより適った集いとなったものと思います。終わりに森 淑子牧師(狭山教会)からのお奨めを頂き閉会となりました。ご参加の皆様お疲れ様でした。今回ご参加の適わなかった方々もアーモンドの会の活動へのご理解と次の機会へのご参加をお願い致します。今回の第23回アーモンドの会の開催に拘わってくださいましたすべての皆さまに感謝と神さまの祝福があたえられますようにと祈ります。ありがとうございました。 |
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報告:矢崎 武雄(アーモンドの会書記、埼大通り教会員) |
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