報告 第30回伝道と賛美の集い (2017年)
 
 10月29日(日)午後3時から、越生みどり幼稚園ホール(越生教会の隣)において、埼玉地区伝道委員会主催の「伝道と賛美の集い」が開催されました。台風22号の接近により開始時間前は雨模様でしたが、午後3時が近付くに連れて、一人、また一人と幼稚園ホールに集まり、主は最終的に85名もの方々をお招きくださいました。

 伝道委員長の挨拶の後、青いステージドレスをまとったジャズ・シンガーの飯田さつきさんが颯爽と登場し、舞台正面のマイクを手に取り、おもむろに「Amazing grace」を歌い出しました。瞬時に、会場全体が、重厚かつ艶のある歌声に包まれ、いつもは幼稚園の子どもたちが元気に走り回る幼稚園ホールが、まるでコンサート会場のような雰囲気に変わりました。幾つかのジャズ・ナンバーが演奏される合間に、サックス奏者のスティーブ・サックスさんの証しがあり、また、飯田さつきさんによるジャズ・ピアニストの森下滋さんのインタビューも行われました。

 五か国語が流暢なスティーブさんは、分かり易い日本語で、ご自身の生い立ちや人生経験を踏まえて、証しをしてくださいました。「自己中心的で傲慢だった過去において、過ちを犯し、教会に通うようになった。通い続けている内に、イエス・キリストが単なる良い人ではなく、愛に満ちた神であられるということや、私の罪を赦して新しい人生をプレゼントしてくださる御方なのだということが分かった。それから、今までの過ちを赦してくださいと祈るようになり、イエス・キリストを信じた」と、お証しくださいました。

 飯田さつきさんによる森下滋さんへのインタビューにおいては、森下さんが牧師家庭で育たれたこと、ジャズ・ピアニストとして輝かしい経歴を積み上げられたこと、しかし、天狗になって、挫折を経験したり、病を患ったりして、神に立ち帰らされたことなどが語られました。今、森下さんは東京神学大学で学ばれ、牧師の道へと導かれています。主に召された道で、ジャズ・ピアニストとしての賜物も用いながら、牧師としてご活躍くださいますよう祈りたいと思います。

 第二部においては、江田めぐみ牧師(越生教会)が、「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」(ルカによる福音書6章31節)との御言葉から、「私たちも隣人愛の実践に生きたいと思います」と語られました。その後も、ジャズ・ソングが披露され、あっという間の二時間、アンコールの拍手も沸き起こり、名残を惜しみつつのお開きとなりました。会場の明るく楽しい雰囲気に、外では雨が降っていたことも忘れるほどでした。

 飯田さつきさんは今冬メジャーデビューを果たされます。キリスト者として、またジャズ・シンガーとして、その賜物を豊かにお用いになって、これからもご活躍くださいますように祈りに覚えたいと思います。
 最後に、越生教会の皆さまのお働きと、集会を最初から最後まで守り導いてくださった主に心から感謝します。地域の方々への伝道が益々進みますようお祈りいたします。

 参加者 教会関係(13教会・伝道所):男性21名(内、越生4)、女性18名(内、越生10)、計39名、一般関係:男性12名、女性30名、計42名、出演者:男性2名、女性2名、計4名、合計85名

報告:大坪直史(地区伝道委員、熊谷教会牧師)




コンサートの様子




花束贈呈




江田めぐみ牧師




出演者の皆さんと記念撮影




出演者の写真



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