報告 一日教師研修会(2018年)
  
 7月10日(火)に埼玉地区教師委員会主催の1日教師研修会が大宮教会を会場にテーマは「牧会」で行われました。講師は小林眞先生(最寄り1区)、野村忠規先生(最寄り2区)、温井節子先生(最寄り3区)、参加者は47名、36教会、5伝道所です。

 開会礼拝は小礼拝堂にて教師委員長の川添義和先生がエフェソの信徒への手紙1章3〜7節からみ言葉を語られました。
 礼拝後、B1ホールにて3人の先生方の講演を聞きました。

 最初の講演者の小林眞先生(岩槻教会)は、かつて仕えておられた三つの教会での歩みを語られ、47年の牧師としての経験を感謝しつつ、牧会者としての「実際の働き・つとめ」について牧師の就任式に出席された際、式辞にて小林先生ご自身の目標でもある事、それは、聖書を少しでも深く読めるようになること。小林先生自身が伝道者になり、間もない頃は、聖書の言葉の意味を引き出そうとし苦労したけれども、教会の信仰の基準が分かると説教を語ることが大きな恵みである事を話されました。

 牧会は、み言葉によって「人の正しさ」が壊され「神の義しさ」が立つ教会の奇跡、救いのみ業を保持し継続させ、救いの業をその人の生涯で改めて現し続け、感謝し続ける生活を送らせることが牧会の中心であり、牧師は遣わされた教会の教会員を引き受け、救いの業が保持される事、説教を聞かれた教会員が改めて感謝が与えられ、神を深く信じる事が起こされていくことの大切さを語られました。

 次に講演された野村忠規先生(東松山教会)は、最初の任地にて信徒の方で重い病気のために苦しんでおられる所に行き、野村先生が教会員の姿を見て牧師として何もできない無力さを経験されたが、同時に主イエスが教会員、牧師と共におられる事の確信を与えられたことを通して牧会者として歩むことができるようにされた事を話されました。
 野村先生は教会員が辛い経験をした時はマルコによる福音書6章50節のみ言葉を暗記するよう勧めているそうです。さらに牧師は教会員で祈れない方々のために祈る。教会員の痛みを覚えつつ祈る大切さ、牧師は教会員のために執り成しの祈りを捧げていくことを教えくださいました。

 最後に講演された温井節子先生(秩父教会)は、ご両親がキリスト者の家庭で育ち、高校生2年のときキリスト兄弟団綱干教会にて受洗された事。ご自身が教団の教師となり、その歩みの中で仕えておられた教会の教会員のために祈ることの大切さを話されました。

 講演後、B1ホールにて昼食を取り、その後、各分団に分かれて互いに3人の講演についての話がされました。
 分団後、B1ホールにて全体会が行われ、 今回のテーマである牧会について深く知らされ、先生方が互いに牧会について語り合う恵まれた時が与えられ深く感謝します。

報告:川添義和(教師委員会委員長、埼大通り教会牧師)




 お話しをする小林眞牧師


 

 同じく野村忠規牧師


 

 同じく温井節子牧師


 

 分団の様子



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