報告 役員・伝道委員研修会
 
 2018年7月8日(日)午後3時から5時まで、埼玉新生教会において、役員・伝道委員研修会が開催されました。梅雨が明け猛暑の中、地区内の13の教会から、39名の教師と信徒が集められました。

 今年度のテーマは「しゃべり場!さいたまの伝道」と題して、分団に分かれ、お互いひざを突き合わせながら、各々の伝道の成功例や体験談、また、こんなことが出来たらという希望や夢を含めて意見交換をしました。

 開会礼拝は伝道委員の大坪直史先生が担当してくださいました。そして、箴言29章18節「幻がなければ民は堕落する。教えを守る者は幸いである。」が朗読されました。大坪先生は、この「幻」が口語訳では「預言」と訳されていることを指摘され、「神の御言葉がなければ民は堕落する」とのことがこの聖句では示されていると語られました。大坪先生は、この研修会での分団の話し合いもまた、自分の思いや考えに基づくのではなく、御言葉に基づいた話し合いでなければ、使命や目的もない単なる烏合の衆に化してしまうと語られました。そして、説教の最後に大坪先生は次のように締めくられました。「分団で語られることが、私たちの勝手な思いや考えによるのではなくて、御言葉に基づいて、また、御言葉に応答するような、主の御心に適う良き話し合いの時が持たれるようにと祈りをお捧げしたいと思います。」

 開会礼拝後、伝道委員長の久保島泰先生より、話し合いのルールが提示されました。そのルールは以下のものでした。「ひとり3分。みんなの話しを聞き合おう。」「他の人の話は否定しない。」「他の人の話に悪ノリ刺激されての話も可。」「今までの成功例も大歓迎。」

 久保島先生は、参加者の話しを聞くとき、「実現不可能だとは言わない。マイナス発言をしない。とにかく頷いて欲しい。」と参加者に注文し、「なるほど」という相槌の練習も全員で致しました。この研修会で求められているのは議論ではなく、相手の話しを聞くこと、受け止めることであると、久保島先生は強調されました。

 その後、6つの分団に分かれ、6〜8人毎に各テーブルを囲み、しゃべり場の時が持たれました。参加者の自己紹介から始まり、参加者全てがそれぞれの教会における伝道の現状、また、将来の夢や希望について語りました。そして、終了の午後5時まで語り合いの時が持たれ、散会いたしました。そこで話し合われた分団の記録は、伝道委員会から地区の各教会へ追って配布されます。

 各分団には知らない者同士が集められましたが、交わりを通してお互いを知り、各教会の伝道の現状について知る機会が与えられました。今日本基督教団の教会では信徒の減少や高齢化が叫ばれておりますが、未来の伝道の夢を語り合うことによって、新しい伝道方法を模索する恵みの時が与えられました。
報告:木村光寿(飯能教会伝道師、伝道委員会委員)


 

 開会のあいさつをする久保島泰伝道委員会委員長(東大宮教会牧師)


 

 開会礼拝の説教をする大坪直史牧師(熊谷教会)




 
 会場の様子


 

 分団の様子


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