報告 地区総会

 2025年3月20日(木)、上尾合同教会を会場として、2025年度埼玉地区総会が開催されました(コロナ前と同様の通常の地区総会)。
 開会礼拝の説教者は、北本教会の阿部洋治牧師、説教題は「神の栄光のため」(ヨハネ15・1〜16)でした。
 開会礼拝後、組織会を経て、議事に入りました。

 2024年度の地区活動の諸報告の地区委員長報告を終えてからは、地区委員(教師・信徒)の半数改選の選挙の投票をしては議事進行、という議事運営となりました。
 2024年度の地区活動の諸報告、決算報告が質疑応答を経て承認されました。2025年度地区宣教活動計画、会計予算も可決されました。
 2024年度は常設委員会の一つである社会委員会が、委員が集まらず活動を休止せざるを得なくなりました。地区委員会が、今まで社会委員会が担ってきた「8・15集会」「2・11集会」を開催したことが報告されました。

 主な議案について報告します。
(1)地区委員選挙結果
@教師委員
武田真治(上尾合同・再)、疋田義也(本庄・再)、横山基生(志木・再)
A信徒委員
 金刺泰雄(上尾合同・新)、前田信一(大宮・再)
なお地区委員の留任は、教師は、指方周平(東所沢)、澁谷弘祐(毛呂→久美愛)、町田さとみ(初雁)、信徒は、グラハム里美(聖学院)、古澤ひかる(越谷)です。

(2)2025年度の宣教活動計画
主題 「主にある平和を形作ろう」
聖句 「わたしたちは、この御子によって、贖い、すなわち罪の赦しを得ているのです。御子は、見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方です。天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、王座も主権も、支配も権威も、万物は御子において造られたからです。つまり、万物は御子によって、御子のために造られました。御子はすべてのものよりも先におられ、すべてのものは御子によって支えられています。また、御子はその体である教会の頭です。御子は初めの者、死者の中から最初に生まれた方です。こうして、すべてのことにおいて第一の者となられたのです。神は、御心のままに、満ちあふれるものを余すところなく御子の内に宿らせ、その十字架の血によって平和を打ち立て、地にあるものであれ、天にあるものであれ、万物をただ御子によって、御自分と和解させられました。」 (コロサイの信徒への手紙1章14〜20節)

 埼玉地区は日本基督教団・教区の中では最大の地区であり、その数は活動休止中も含めて58教会・伝道所、及びキリスト教主義の学校・同施設、幼児施設等、そして教団の教師を養成する教団認可神学校(東京聖書学校)のある地域信仰共同体です。そして、この多様で豊かな地区の健全な成長は、各個教会・伝道所の正しい福音宣教・伝道における、福音信仰の健全さによります。

 それ故、各個教会・伝道所はどのような「福音」を伝えるのか、が問われます。それは、@「十字架の主イエス・キリストの死によって贖いとなる事(罪の赦しと、今を生かされている幸いと喜び)」。A「主イエス・キリストが三日目に復活された事(永遠の命に与る確かさ)」。B「再臨の主イエス・キリストが開かれる神の国の約束と実現(将来の希望と平安)」が救いとなる、主イエス・キリストの福音なのです。

 従って、日本基督教団信仰告白では、教会の働きとして明確に「教会は公の礼拝を守り、福音を正しく宣べ伝え」と告白します。それ故、洗礼式・信仰告白式(堅信礼)で告白される信仰は、自分が思ったり考えるものではなく、この世の価値観に基づかず、初代教会が告白して来た信仰の内容そのものであり、日本基督教団は、神の御子救い主メシア、イエス・キリストの福音を受け入れた信仰の伝統に基づく信条、信仰告白(使徒信条を始め、ニカイア・コンスタンティノポリス信条、カルケドン信条、アタナシオス信条。プロテスタント教会では、アウグスブルグ信仰告白、ウエストミンスター信仰告白等)を継承して、日本基督教団信仰告白が制定されました。

 この「信仰の継承」の課題は大きく、それと共に前述の「福音の継承」も、より大きな課題です。ここれらは教師と信徒が正しく担い、日本基督教団教憲教規に基づいた教会・伝道所の形成を祈りつつ行う事で、共に協力して主の働きを担い合う埼玉地区となり「主にある平和」を形作りましょう。各教会・伝道所は、規模によらず様々な課題があります。先に申しあげた福音(救い)に喜び、感謝し、その信仰を継承しながら一人一人に与えられた課題に希望を持ち、喜んで共に担いましょう。そこに「主にある平和を形作ろう」との埼玉地区の伝道・宣教活動が整えられます。

 神様から与えられた新しい主の年2025年度は、聖霊の働きにより力を発揮する主の御言葉によって一人一人が導かれ、日本基督教団信仰告白を正しく告白し、主イエス・キリストの福音を担い、「主にある平和を形作る、主にあって喜ばれる埼玉地区の教会・伝道所であり続けたい、と心から祈り願います。

(3)2025 年度地区一般会計予算
 支出の予算額は、基本的に各委員会・各部からの希望に応じた金額となっています。


報告:金田佐久子(ホームページ委員長、西川口教会牧師)


 

 開会礼拝


 

 開会礼拝の説教をする阿部洋治牧師(北本教会)


 

 開会礼拝の司会をされた地区委員の国府田秀行兄


 

 左より町田さとみ書記、栗原清委員長、武田真治副委員長。



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