報告 平和を求める8・15集会 (2026年)

 2026年8月15日(土)、埼玉地区主催で「平和を求める8・15集会」が埼玉新生教会で開催されました。

 講演に先立ち、栗原清埼玉地区委員長より挨拶がありました。一同で讃美歌21-373「戦い疲れた民に」を歌い、栗原先生が、イザヤ書第2章1〜5節を朗読し、お祈りされました。指方周平埼玉地区書記より講師の紹介がなされました。

 “ダニー・ネフセタイさんは 1957年にイスラエルで生まれ 1975 年に高校卒業後、徴兵制によりイスラエル軍に入隊し、空軍にて3年間の兵役を務められました。退役後の1979 年にアジアへの旅に出て来日。各地を旅された後、日本語学校で学び、神奈川県の家具会社に勤務されました。

 1988年より埼玉県皆野町に移住し、現在は「木工房ナガリ家」を開設して、夫婦で注文家具や遊具、「社会性オブジェ」などの創作活動を行っておられます。「世の中を良くすることも物づくりをする人間の使命である」という信条を持たれ、戦乱の絶えない祖国イスラエルを批判するとともに、「武器は平和をもたらさない」というメッセージを発信し続けておられます。”(8・15集会案内より)

 講師のダニー・ネフセタイさんのプロフィールが、そのまま講演のあらすじとなっています。
 
 講演題は「どうして戦争しちゃいけないの? ―気づき 戦争と人権―」でした。たくさんのスライドを投影しながら、子どもにも分かりやすいお話をしてくださいました。
 
 ダニーさんは、子どものころから空軍のパイロットにあこがれていました。「敵」から国を守るため戦わなければならないと、幼いときから教えられていました。高校卒業後、空軍に入れましたが、結局パイロットにはなれませんでした。

 イスラエルでは皆、高校を卒業してすぐ兵役につきます。そのため退役後、自由を満喫し、数年かけて海外を旅する青年はたくさんいるそうです。ダニーさんもその一人でした。アジアに行きたいと思い、旅をしていたダニーさんが日本まで足を伸ばしたのは、「今行かないと、もう日本に行くことはないだろう」と思ったからだそうです。「それなのに、40年以上日本にいます」と。日本人の女性と結婚し、今では、お孫さんもいるとのこと。

 退役後の旅で、訪れた日本の公園にケバブの屋台がありました。話しかけてみるとその人は、今まで「敵」と教えられていた国の人でした。ダニーさんはその人と友だちになれました。イスラエルにいたらありえないことで、「敵」は自分と同じ人間だった、と気づいた体験でした。

 その後、日本で暮らすようになり、日本人の女性と結婚し、子どもも授かり、家具職人となりました。ダニーさんはだんだん気づきが多くなって、平和を訴える活動を始めました。祖国が戦争を繰り返し、多くのパレスチナ人を殺害し、土地を破壊しているからです。

 ダニーさんは、空軍のパイロットにあこがれていましたが、今になって思うのは、「パイロットになれなくて良かった、大量殺人と大量破壊をしないですんだ。しかし、イスラエル軍にとどまっていたら、分からない」。空軍のトップは、ダニーさんの同期だそうです。

 講演からたくさんのことを気づかされました。いくつか書き出しますと。
・戦闘機の目的は、人を殺害することと物を破壊すること
・軍隊とは、よい側と悪い側という差別を生む。人間をランクづける。人を殺害しても罪に問われない。
・戦闘機(武器)はカッコいい? 決め手は、あなたがこの武器のどちらの側にいるか。
・戦争の犠牲者とは、殺された人、遺族、殺した人(PTSD含め)。
・「敵」だと思い込んでいるから人を殺せる。自分と同じ「人間」であって、愛する人、夢と希望を持っている人と分かったら、殺せない。
・「抑止力が必要、戦争は仕方ない」という政治家は、保育園へ! 暴力を振るってはいけない、仲良く一緒に過ごしましょう。
・戦争は環境破壊。戦闘機は大量の燃料を消費する。
・日本は、食べものと教育より、武器にお金を使っている。防衛費は1日=247億円(1秒=28万6千円!)
・人権とは、人が幸せに生きる権利である。
 
 いろいろなことに気づいたダニーさんは、自分が気づいたことを分かち合い、広げておられます。著書が数冊ありますが、10代向きの本もあり、昨年絵本も出版し、さらに映画も作りました。「気づいてほしい。気づいたなら、伝えてほしい」という思いが伝わります。

 講演後の質疑応答のときも、有意義なものでした。
 親子で参加された方も多く、青年も何人もおり、「東京から来ました」と言う方もおられました。
  参加教会は28教会、参加者は116人でした。

報告:金田佐久子(ホームページ委員長、西川口教会牧師)




 挨拶をする、栗原清地区委員長


 

 講師のダニー・ネフセタイさん




 
演は、壁に投影されたスライドを見ながら聞きました(写真はスライドのごく一部です)


 
 

 同じくスライド


 

  同じくスライド


 

  同じくスライド


 

質疑応答のとき


 
 

 集会に来られた参加者の皆様




 
 参加者が多かったので、ロビーに椅子を出すほどでした



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