| 報告 信教の自由と平和を求める2・11集会 |
2026年2月11日(水)13時から15時00分にかけて、「信仰の先輩たちの戦争期の生き方から学ぶ〜激動の時代の節目節目に〜」とのテーマで大宮教会を会場に行われました。 最初に、オルガンの前奏の後、讃美歌391番を賛美し、栗原清地区委員長によってヨハネによる福音書12章20〜26節が朗読され、開会祈祷が行われました。 今回は石浜みかる氏(作家、ブレズレン神戸集会出身)を講師としてお迎えしました。治安維持法によってキリスト教を信仰していたお父様が投獄された経験をお持ちで、お父様は広島の原爆投下の体験者でもあられました。 講義の初めには、当時の明治時代の修身の教科書がプロジェクターで映し出され、当時の児童に「テンノウヘイカバンザイ」と天皇への忠誠が刷り込まれてきたことが話されました。そして、戦時中の国家神道とキリスト教の関係について、日本基督教団内の教会における宮城遥拝を容認し進めるに至るまでに関わった、富田満師を始めとする主要人物の数名を挙げてお話しをされました。 また、キリスト教信仰を理由に弾圧された信徒・牧師についてもお話しをされ、神戸で歯科医師をされていた石浜義則氏(石浜みかる氏のお父様)や池田政一師が紹介されました。当時、ホーリネスの流れをくむ、6部・9部の牧師の400名ほどのうち、134名が治安維持法のもと検挙された弾圧の歴史に触れられ、その際には、ホーリネス教会の四重の福音のうちの「再臨」の教義がターゲットとされ、聴取では最後の審判では「天皇陛下も裁かれるのか?」や唯一神信仰に対しては「アマテラスは偶像なのか」といった問がなされたとのことです。 最後の方には日本による植民地時代の朝鮮長老教会の牧師であり、神社参拝を拒否したことにより獄中で殉教した朱基徹(チュ・キ・チョル)師について触れられました。殉教の直前、朱師は「私はまもなく御国にいくだろう。この死が一粒の麦となって朝鮮教会を救うことができればと願だけだ」との言葉を遺したそうです。戦争体験者や被爆体験者が次第に減っていき、戦争の記憶が風化していく中で、歴史を美化するのではなくて、私たちはキリスト教会内における戦争の「やましさ」にも直視することが必要とのメッセージが心に残りました。 講演の後には、会場の参加者からの質疑応答の時間も設けられましたが、石浜氏の要望によって参加者が戦争体験を共有する時間とされました。数々の体験(伝え聞いたものも含め)が語られ、多くの戦争体験者は進んで話はしたがらないが、人が死ぬということの残虐さを親から包み隠さず教えられた、軍隊がどれほど差別的で暴力的なものなのかを教えられた、戦後の引き揚げ時の困難について、弾圧された9部の牧師一家の体験談、教会として反戦を掲げてデモを行ってきたこと等、多くのことが共有されました。 最後に閉会祈祷が武田真治副委員長によって行われ閉会しました。参加者は67名、28教会でした。 最後の方で、石浜氏が会場に集まった方の中で50歳以下の方は何名おられますかと、挙手をお願いされました。憲法9条の改正が差し迫り、軍事行動をも辞さずに外交を押し進めようとする国の出てくる時代にあって、若い世代が戦時中の負の遺産を風化させずに語り継いでいくことの重要性を示された思いがしました。 |
| 報告:疋田義也(ホームページ委員、本庄教会牧師) |
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| 聖書朗読と開会祈祷をする栗原清地区委員長(武蔵豊岡教会牧師) |
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| 講師の紹介をする町田さとみ地区書記(初雁教会牧師) |
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| 講演をする石浜みかる氏 |
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| 会場の様子 |
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| 同じく会場の様子 |
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