2013年1月のみことば |
新しい歌を主に向かって歌え。 全地よ、主に向かって歌え。 主に向かって歌い、御名をたたえよ。 日から日へ、御救いの良い知らせを告げよ。 国々に主の栄光を語り伝えよ。 諸国の民にその驚くべき御業を。 (詩編96篇節1〜3節) |
新しい年のために、電灯を取り替えたり、色々な物を新しくした人も多いと思います。でも、それもまた、そのうち古くなってきます。「新しい歌を主に向かって歌え」と聖書で言われています。新しい歌とはどんな歌でしょう。Smapをやっと覚えたら、嵐だ平成ジャンプだと次々色々な歌手が出てきて覚えられないという人もいます。でも、新しい歌とはそういう歌とは少し違います。自分自身が新しくされた歌なのです。 では、新しい自分とはどういう自分でしょう。去年の成績がいまいちだったから、がんばって新しい自分になって勉強しよう、とか、去年はうまく行かないことが多かったけど、全部忘れて新しくやりなおそうとか、そういう新しさもあるでしょう。しかし、本当の新しさというのは、すぐにまた古くなってしまう一時のものではなくて、いつも新しいのです。 色々なものから脱却して新しくなりたいと私たちは思いますが、聖書は、罪と死から解放され、神に従いその恵の下に、新しい命に生きることが必要だと私達に示しています。クリスマスにイエス・キリストの誕生を祝いましたが、イエス・キリストは私達を罪と死から解放し、新しい命に生かしてくださるためにこの世に来られたのです。 新しい歌を歌おうという時、神様に新しくしていただいた感謝と共に、神様がこの世界を本当に新しくしてくださるという約束、未来を信じて歌うという面もあります。「自分がどうなっても世の中は一ミリも変わらない...」そう思いたくなることもあります。けれども、あなたが信じれは、私達が信じれば、自分も世界も変わる、神様が変えてくださるのです。 マヤの暦だ何だと、終末が近いと世の中を不安にさせることが言われたりします。聖書でも終末ということは言われていますが、それについては、いつどのように来るか誰もわかりません。神様を信じていれば、期待こそすれいたずらに怖がる必要はないのです。終わりの時に完全に新しくされることは確かですが、それまで何も変わらないというわけでもありません。新しい命に生きる人は、日々新しい恵みに出会うことができます。 「新しい歌を主に向かって歌え」と言われています。様々な悲しみや苦しみをこえて、新しい歌を歌いましょう。 |
朝霞教会 鎌木順子牧師 (かまき じゅんこ) |
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