按手礼・准允式ってなーーに? 日本基督教団では、「正教師と補教師という二つの教職」の制度をとっています。 一般的に、神学校を卒業すると、補教師の試験を受けます(神学校で学ばず、独学で試験を受ける場合もあります)。合格して「伝道師」になります。この補教師になる儀式が「准允式(じゅんいんしき)」です。 補教師になって、2年間教会で働くと正教師の試験を受ける事が出来ます。合格して「牧師」になるわけです。この正教師になる儀式が「按手礼式(あんしゅれいしき)」です。按手とは、手を置くことです。教会では、この按手(手を置くこと)は神様の祝福や力を伝えるための象徴的な行為であり、聖霊を受けることです。 補教師と正教師の違いは、説教はどちらの教師も出来ますが、聖礼典(聖餐式と洗礼式)は正教師しか出来ません。 表にまとめると下記のようになります。 |
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按手礼・准允式の様子 では、実際按手礼・准允式とは、どのように行なわれているのでしょうか?ほとんどの信徒にとっては未知の世界です。今回は、2002年11月30日(土)、大宮教会で行なわれた関東教区の按手礼・准允式を写真でご覧ください。写真が多いので少し重いですが、是非最後までご覧ください。 |
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准允式 今回の准允された教師は、新潟教会の冨井鉄兵先生お一人でした。 |
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始めに、冨井先生より、所信表明がありました。ここでは、どうして准允を受けるかの理由が語られました。冨井先生は体に障がいがありますが、それを乗り越えて教師になられる決意を話されました。障がいのため、言葉はゆっくりですが、その内容と言葉の重みに、早くもこの時点で私は感動して涙腺がゆるくなってしまいました! |
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つづいて会衆一同が213番を賛美しました。ざっと100名以上のご出席がありました。 |
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誓約する冨井先生と、司式の石橋秀雄関東教区総会議長(左)。石橋牧師は、私の教会の牧師であり、又私は石橋牧師より洗礼を受けましたが、いつもより何だか石橋牧師が大きく見えました。この後、頌栄542番、祝祷と続き式は終わりました。 |
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按手礼式 今回の按手を受けられた先生は7名いらっしゃいました。 |
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藍田牧師 |
金田牧師 |
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千葉牧師 |
埼玉地区からは、藍田修牧師(鳩山伝道所)、金田佐久子牧師(西川口教会)、千葉巖牧師(日野原記念上尾栄光教会)の3名が按手を受けました。 准允式同様、始めに各先生の所信表明がなされました。 |
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石橋牧師より勧告、誓約がなされました。 |
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待ちに待った按手です。按手を受ける7人がひざまづき、ひとりづつ関東教区の正教師の先生が頭に手を置きます。しかし、30人以上の先生がいらっしゃるので頭に手を置けない先生は近くの先生の肩に手を置いています。 もっと、近くで写真を撮りたかったのですが、これが精一杯でした。残念ながらひざまづいている先生の姿は撮れませんでした。 |
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少しひいた所からの写真撮影です。 |
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頌栄、祝祷をもって式は終わりました。祝祷は、藍田先生が行ないました。(左端) 式が終わってから、各先生に記念品が手渡されました。 |
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最後に、今日准允、按手された先生の関係の方々が壇上に上がり、ご紹介されました。 写真は、金田先生と関係者の方々です。 |
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所信表明する先生方の言葉、ひとつひとつに神様への信頼と、牧師になり福音を述べ伝えようとする強い意志がひしひしと伝わってきました。また、按手の時は、牧師の強い連帯感を感じました。 一信徒の目で見た按手礼・准允式の報告ですが、少しでも按手礼・准允式がお分かり頂けましたら幸いです。 (報告:埼玉地区ホームページ委員 豊川昭夫) |
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