イースター(復活祭)とは? | ||
イースターは、イエス・キリストが人間の罪を背負い十字架にかけられ死んだ後、3日目によみがえらされた復活を祝う日です。 復活された日は週の初めの日(ヨハネ20章)、すなわち日曜日でした。 復活祭をいつにするかで、いろいろな論議があったようですが、最終的には、西暦325年のニカヤ会議で、「春分の後の第一の満月後の日曜日」と定められました。このため、毎年、日にちが変ってくるのです。 2007年のイースターは、4月8日です。ちなみに、(2002年は3月31日、2003年は4月20日)、2004年は4月11日、2005年は3月27日、2006年は4月16日でした。2007年は4月8日、2008年は3月23日です。 一般的に、日本の教会の年度は4月から翌年の3月までですので、2007年度は年度中に2回イースターがあるわけですね。 |
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受難週とは? | ||
イースター前の1週間を受難週と言います。イエス・キリストの受けた苦しみを偲びながら過ごします。 | ||
日曜日 | 棕梠(しゅろ)の主日といい、イエス・キリストがエルサレムに入城した日を記念 | |
月曜日 | 宮清めの日 | |
火曜日 | 神殿での説教の日 | |
水曜日 | オリーブ山での説教の日 | |
木曜日 | 洗足の木曜日といい、最後の晩餐の時、イエス・キリストが弟子達の足を洗われたことを記念 | |
金曜日 | 受難日といい、イエス・キリストが十字架にかけられた日を記念 | |
土曜日 |
安息日(女弟子たちが香油を準備した日) |
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四旬節(レント)とは? | ||
灰の水曜日(復活祭の前46日目の水曜日、死への備えと罪の悔改めを覚える日)に始まり、復活日前日までの、主日(日曜日)を除いた40日間のことをいいます。 この40という数字は、ノアの洪水の日数や、イスラエルと民の荒野の放浪の旅、イエスが断食した日数などと符合して意味深いものがあります。 2004年の場合、2月29日から4月10日までが四旬節(レント)です。 レントの期間では、具体的に主の御受難とみ苦しみを思い、断食をするのですが、贅沢や美味しいものを避けるという食事でその思いを表すこともできます。(たとえば、肉・乳製品・卵などを食べないとか) 講壇に花を飾らないとか結婚式をしないとか、その表し方は多様です。 |
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イースターエッグって? | ||
現在、世界のキリスト教会でイースターに美しく彩色された鶏卵(イースターエッグ)が贈物として使われています。これは、中世社会ではイースターの9週間前は野鳥の卵をとることが禁止されており、禁が解かれるといっせいに野に出て野鳥の卵を探しそれを採って食べたという風習が、イースターエッグの起こりです。 ヒヨコが殻から出てくるのをイエス・キリストの墓を打ち破ってよみがえられた事とあわせて、卵を復活のシンボルとしてイースターに用いる意味もあります。 |
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イースターバニーって? | ||
ドイツの民話が出典らしい。 昔、子ども好きの貧しいおばあさんが、ある年のイースターに彩色した卵を庭に隠し、子どもたちにそれを見つけさせるゲームをした。すると野ウサギがちょうどその場所に通りかかり、それを見て子どもたちが「ウサギがこの卵を配っている」と勘違いをしてしまった。 それ以来、ウサギは卵の使者?ということで、イースターバニーと呼ばれている。 クリスマスでいうところのサンタクロースみたいに、良い子の家に配ることもするらしい。 |