わたしたち北本教会は、昨年11月13日(土)に地区伝道委員会のご協力をいただいて、「地区伝道と賛美の集い」を開催した。会場は北本教会の会堂を望んだが、毎年の出席者の人数を考えて断念し、近くの農協会館のホールを借りて行うこととなった。幸い、会場は教会から徒歩5分のところにあり、伝道の観点から地元の人々に北本教会の存在を知っていただくためにも、適当なところが与えられたと云える。
当日は2:00開始、第1部は深谷西島教会の竹内紹一郎牧師の司会、石川牧師の説教によって礼拝が行われ、第2部は久米さゆり(旧姓は久保田早紀、「異邦人」のヒットで知られる)による演奏会であった。
わたしたちは当初、200人前後の出席者があると考えていた。ところが実際ふたをあけてみると、全体としては85名の出席者しか与えられなかった。その内訳は、北本教会の伝道委員会のまとめによると、新来者20名(幼児2名)、再来者31名(幼児2名)、地区教会関係者34名(北本教会15名、その他の教会13教会19名)であった。地区関係の出席が少なかったことが残念であった。これは従来、日曜日の午後、行われていた集いを、土曜日に移したことが大きな原因ではなかったかと、後日の北本教会の役員会で話し合った。「伝道と賛美の集い」は日曜日の午後に行うということが地区内に定着している感があり、また土曜日は各教会とも日曜便準備に忙しいという事情があろう。地区の教会が集まりやすいようにするためには、やはりもとの日曜日に戻すことがよいのではないかと思われる。
しかしわたしたちの教会にとってみれば、新来者や再来者が合わせて51名与えられたことは大きな収穫であった。北本教会では春にチャペルコンサートを行い、所沢武蔵野教会の教会員の門目道子姉をお迎えして、ヴァイオリン演奏会を催した。さらに秋には北海道から三浦光世氏をお招きして伝道集会を開き、100名近い出席者が会堂一杯に与えられた。これらの集会に来られた方々が、再びこの集いに参加され、教会との結びつきが強まったように思う。また新来者の中からその後、教会の通常の礼拝に出席されるようになった30代のご夫婦も与えられた。その意味で今回の「伝道と賛美の集い」は、わたしたちの教会にとっては、ひとつの収穫が与えられ、感謝であった。
このために、「伝道と賛美の集い」の委員の方々、とりわけ緑聖教会の濱田辰雄牧師に、大きなご尽力をいただき、演奏のためのクラビノーバを聖学院大学からお借りできたことなど、感謝であった(会場にはピアノの設営がなかった)。今後も北本教会は、地区との交わりを深めさせていただき、互いの賜物の交換を継続していきたいと願っている。
|