C教会Dさんのお話し。
Dさんは30歳を過ぎてから教会へ来るようになったが、ある時礼拝のプログラムが結婚式で食べるフランス料理のメニューに大変似ていると思いました。下の表は、ある日のC教会の礼拝プログラムと、ある結婚式でのメニューです。中身が豊富な点と、また所謂『流れ』が似ていると思ったそうです。ちょっと対比してみますと、神の招きの前奏、その神へのたたえの歌讃詠はさしずめオードブル盛り合わせ。神の救済の歴史を見つめる交読文は、食欲を一層増すスープといったところ。聖書を読み祈祷、信仰告白をして御言葉を聞く姿勢が整えられ、いよいよメインディッシュの登場です。このメニューなら<神戸牛ヒレステーキ>が、神の言葉が語られる説教にあたります。そして、お腹が一杯になり、今食べた料理を回想しながらゆっくりアイス、果物、コーヒーを楽しむのです。対する礼拝は御言葉をしっかり聞いた後讃美歌、感謝の献金、派遣の意味をもつ祝祷へと続くのです。時に肉が硬かったり、胃の調子が悪かったりして残してしまうこともあるそうですが・・・(料理長、失礼!)。似ている点はまだあります。料理のメニューをよ〜く観ますとメインディッシュを中心として、言い換えるとメインディッシュを『いかに美味しく食べられるか』を考慮して前後の料理が作られています。飲み物もそうです。(肉には赤ワインとか)。礼拝も同様に、神の言葉である説教を中心にしてプログラムが立てられています。そして、説教の内容によって聖書箇所、讃美歌が選ばれていることは周知です。従って、いきなり肉から食べても美味しくないのです。前菜を食べスープを飲んでからでないと。同様に礼拝も途中から出席しては神の言葉は心に十分に入ってはきません。やはり前奏から聞くことによって『神様のご馳走』を美味しく戴けるのでないかとDさん思ったそうです。
前 奏
讃 詠 545
主の祈り
交読文 3(詩8編)
讃美歌 6
聖 書 詩篇89編1節〜8節
祈 祷
讃美歌 66
信仰告白 使徒信条
説 教 『誰が主に並び得よう』
祈 祷
讃美歌 267
献 金
頌 栄
祝 祷
後 奏
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オードブル 盛り合わせ
鴨のスープ
伊勢海老グラチネ カルディナル
ターキーのシュープリーム きのこソース
パッションフルーツシャーベット
季節のサラダ
神戸牛ヒレステーキ フォアグラ添え
トリコロールアイスクリーム
メロン
コーヒー
小菓子
シャンパン
白ワイン 赤ワイン
ビール ウィスキー
日本酒
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