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教会の歴史よりも長い家庭集会

−東所沢・猪瀬宅家庭集会

 家庭集会が成長し伝道所・教会が創設され、家庭集会の何気ない出席が信仰に導かれる例もある。東所沢教会の歴史は14年4ヶ月であるが、猪瀬宅家庭集会はさらに4年2ヶ月も長く続けられている。この間に種子はまかれ、この地に育てられつつあった。

 教会は主日礼拝、教会学校の外にも祈りと聖書を学ぶための各種の集会があるが、家庭集会はより自由に参加が出来て家庭的な暖かさをを持つ。しかし、昔の方が盛んであった。

 18年6ヶ月と言えば、人生においても重要な時間であり、これを続けるということはその家庭の主婦にとって大変なご苦労であろう。その間には参加者が減少したこともあり、何よりも教会堂建設についての心労からか、入院され止むなく中断されたこともあられたが、様々の試練を越えて続けられておられる。先日もある障碍児童の母親の方が11年振りに同姉を再び頼って出席された。やはり信頼があればこそである。同姉は他にも現在、教会学校の校長でもあり、工藝もされ、主婦で、成人された3名の子息の母親であられる。どうして、夫々の時間を創出されるのか?それはご自分と家庭、教会、地域と時間の配分と調整に優れたタラントを活用されるからであろう。時間にも厳しく、決断が早い。

 高齢化社会は介護の重圧等様々の課題を教会そして主婦の方々に課す。地区の教会も伝道における家庭集会の機能を再検討され、活用を考え直されてはいかがであろう。義務や使命だけでは続けられるものではないし、より自由で良い。当教会でも、この集会をさらに母胎とし、別の家庭集会が生まれることになり、現在では、夫々分担されて役割と使命を果すようになっており感謝である。

         (東所沢教会・中川義宣)

 

      

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