柏崎訪問報告
 
  坂戸いずみ教会・山岡創(埼玉地区災害対応委員会委員長)です。埼玉地区委員長・深見祥弘牧師(東所沢)らと連絡を取り、7月18日(水)、新潟県中越沖地震で被災した教会のお見舞い訪問、また被災地の状況を自分たちの目で確認するために出かけました。これは、昨年度、埼玉地区に災害対応委員会が設けられてより、初めての活動となりました。メンバーは、深見牧師、埼玉地区書記の竹内紹一郎牧師(深谷西島)、災害対応委員会委員の飯野敏明牧師(本庄)、三羽善次牧師(和戸)、同委員会顧問の桜井義也牧師、と私の6名でした。
 花園インターから関越高速に乗って一路、新潟へ。順調かと思いきや、長岡ジャンクションを過ぎて北陸自動車道に乗り入れたあたりから大渋滞に。(北陸自動車道・西山―
柏崎間は、ところどころひび割れ、陥没、隆起、道路の継ぎ目に段差ができていました)柏崎伝道所に到着したのは午後3時でした。途中、ひび割れ、陥没した道路や倒壊した家やブロック塀等を少なからず目の当たりにしました。
 柏崎伝道所には、臼田宣弘牧師のほか、新井純牧師(十日町)、西川幸作牧師(三条)がいらっしゃいました。既に、上島一高牧師(新潟)を委員長とする柏崎ボランティアセンター運営委員会が柏崎伝道所内に立ち上げられ、同日午前から活動が開始されていました。甘楽教会の信徒である諏訪部勝さんが、伝道所を拠点として、既に地域にボランティア活動に出ておられました。
 私たちは、臼田牧師から地震発生時とその後の状況を伺いました。今までに体験したことのない、大きな横揺れだったそうです。コピー機が台の上から吹っ飛んで、臼田牧師は危うく押し潰されるところだった、ということでした。その後、4名の教会員宅を訪問され、全員の無事を確認されましたが、1名の方の家は半壊(全壊?)状態だということです。柏崎伝道所そのものは、窓や引き戸の枠がゆがんで閉まらない状態だということです。
 その後、臼田牧師に付近の地域を案内していただきました。比較的新しい建物は大丈夫なのですが、古い木造の家の多くが傾くか、完全にぺしゃんこになっている家も幾つかありました。また、多くのブロック塀や石灯篭が倒壊していました。
 18日の時点でライフ・ラインは、電気は来ているが、ガスと水道が不通ということでした。
 午後4時半、臼田牧師らと祈りを共にして、私たちは高田教会へと出発しました。柏崎から上越高田へ向かう道は、北陸自動車道が米山―柿崎間で不通のため、国道8号線を柿崎インターまで走ることにしました。8号線も大渋滞でした。このまま進んで柿崎インターで乗っても高速がまた渋滞かも知れないと考えて、途中から一般道を走ることにしました。
 ところが、高田教会へ到着する少し前に、柏崎伝道所から電話が入り、同教会の森言一郎牧師が柏崎においでになっていると連絡がありました。私たちの到着予定が大幅に遅れたため、心配して柏崎までおいでになられたようです。私が柏崎から電話を入れた時は留守で、既にその時、柏崎に向かわれていたものと思われます。
 上越高田の街は一見したところ、特に被害はないように見受けられました。高田教会に7時に到着し、お見舞いだけお届けして、埼玉への帰路に着きました。
 先に、柏崎ボランティアセンターが柏崎伝道所内に設置されたことは記しましたが、同センターは主に、教会関係者でボランティア活動においでになる方の宿泊のお世話をしてくださるということです。活動そのものについては原則、柏崎市災害ボランティアセンターに連絡を取り、その指示に従ってくださいとのことです。連絡先は以下のとおりです。

  柏崎ボランティアセンター・柏崎伝道所内 0257−21−6992
  柏崎市災害ボランティアセンター 0257−22−1411
                  ks−14@syakyou.jp

 今回の訪問で、桜井義也牧師が7月21日(土)〜22日(日)、柏崎ボランティアセンターの受付・電話番をされることになりました。お祈りください。
 今後、埼玉地区としても災害対応委員会を中心にまとまって活動する機会があると思いますので、その際は追って各教会伝道所また個人登録されている方々に連絡いたします。可能な方はご協力をお願いいたします。
埼玉地区災害対応委員会委員長・山岡創







































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